春の東京競馬も今週が2週目。
ダービートライアルにオークストライアルが行われる。

〜 土曜(5月2日)2回東京競馬3日目 〜

・ 9R 秩父特別(4歳以上2勝クラス・芝千六・定量)
・10R 春光ステークス(4歳以上3勝クラス・ダート二一・ハンデ)
・11R テレビ東京杯青葉賞GII(ダービートライアル)

〜 祝日(5月3日)2回東京競馬4日目 〜

・ 9R 陣馬特別(4歳以上2勝クラス・芝二四・ハンデ)
・10R 晩春ステークス(4歳以上3勝クラス・芝千四・定量)
・11R スイートピーステークス(L)(オークストライアル)

★ 春光ステークス ★
2012年、春の東京競馬の施行スタイルが2開催8週間から1開催6週間(次の3回東京競馬の4週間は夏季競馬扱い)となった、同年よりこの競走も行われるようになっている。当初はダート千六で行われていたが2015年より距離延長となった。この距離での3勝クラスは他に冬の金蹄ステークス、初夏に丹沢ステークス、秋には赤富士ステークス、晩秋ステークスが行われている。
過去の勝ち馬に2014年メイショウコロンボがダートグレード競走の勝ち馬。
★ 昨年の春光ステークス は13頭立てのところ1頭出走取消が出ての12頭立て。小雨の中馬場状態は稍重。負担重量は定量だった。1番人気は前走金蹄ステークス②着の5歳騙馬デザートスネーク。2番人気は前走昇級戦の納屋橋ステークス(中京ダート千九)②着、5歳牝馬レッドアトゥ。3番人気は前走名古屋城ステークス(中京ダート千八)⑤着のナンヨープルートー。以上3頭がほぼ三つ巴の上位人気を形成し、4番人気の5歳牡馬シロニイ迄が単勝オッズ1桁台。発馬で立ち遅れた馬もいたが1角までの先頭争いは横に多数拡がっての攻防となりマイネルアンファンが1〜2角を先頭で通過。ペースが落ち着いた感じの3角を中段から捲って先頭で通過したのがサノサマー。直線に入っても脚色衰えず2:11.0 の時計で押し切った同馬は5番人気の5歳牡馬。前走金蹄ステークス⑥着。その後は東京大賞典GI ⑥着を最後に南関東に転出。上がり最速で追い込んで1馬身3/4差の②着は6番人気オメガドラクロワも5歳牡馬。前走中山ダート二四を勝ち上がっての昇級戦。次走丹沢ステークス⑦着は1番人気。デザートスネーク⑧着、レッドアトゥ④着、ナンヨープルートー③着。
★ 今年の春光ステークス ★
移動制限に伴うブロック制により、
特別登録は関東馬のみの13頭。
負担重量幅は50(牝馬)〜55㌔
金蹄ステークス出走馬達は着順イマイチ、他の競走で好走した馬も散見され、また2勝クラスの長距離戦で好走している馬も見られている。
★ 春光ステークス・MY注目馬 ★
・ テトラルキア(騙5・55㌔)
前走上総ステークス(中山ダート千八)⑦着は昇級戦で相手もそこそこ揃っていた。その前は成田特別(2勝クラス・中山ダート二四)を圧勝、更にその前が伊勢佐木特別(2勝クラス・東京ダート二一)をアタマ差②着。初勝利、500万以下(現1勝クラス)の勝ち上がりが何れも東京ダート二一でというコース実績も追い風に。

☆ 晩春ステークス ☆ 
一時行われなかった時期もあったりしたが春の東京競馬での芝の競走として行われ続けている。芝千四には2012年から定着。それ以前は芝千八、同千六等で行われた。
過去の勝ち馬に1991年プレクラスニー、1992年マルブツエース、1999年アメリカンボス、2005年オレハマッテルゼ、2009年スマートギアが重賞勝ち馬。芝千四になってからはオープン特別競走までという状況に。
☆ 昨年の晩春ステークス は10頭立てのハンデキャップ競走で行われた。天候晴、馬場状態は良。負担重量幅は52(牝馬)〜56㌔。1番人気は前走阪神芝千四を勝ち上がっての昇級戦だった6歳牡馬ラヴィングアンサー55㌔。2番人気は前走こそ大阪-ハンブルクカップ4番人気⑫着もその前が雲雀ステークス(東京芝千四)②着だった5歳牡馬ボンセルヴィーソ56㌔。3番人気は前走武庫川ステークス(阪神芝千六)1番人気⑤着はクラス2戦目だった4歳牡馬ライラックカラー55㌔。以上3頭の上位三つ巴の人気を形成し、以下6歳牡馬レインボーフラッグ56㌔、5歳牝馬デスティニーソング52㌔迄が単勝オッズ1桁台。先行争いはオルレアンローズ52㌔とトミケンキルカス55㌔が後続を引き離して並び、オルレアンローズが3角を先頭で通過。全体は縦長の隊列を形成して前半600mは33.6 で通過。直線に入ると間もなくトミケンキルカスがオルレアンローズをかわして先頭に。ゴール前にてラヴィングアンサーが伸びて来てトミケンキルカスをかわし1:19.5で制した。同馬は次走安土城ステークス(L)を④着、今年は春雷ステークスL で待望のオープン初勝利をマークしている。2馬身離れた②着争いは人気薄2頭の高齢馬がハナ差で。ウインフェニックス55㌔は8歳牡馬、このクラス4度目の②着は距離を徐々に短くしてのそれ。同馬は2014年ラジオNIKKEI賞GIII を③着。この後休養し復帰しててからはこの②着は勝ち馬からは遠かったが、先般行われた春興ステークス(中山芝千六)④着は見せ場十分だった。トミケンキルカスは7歳牡馬。クラス3戦目で1000万以下勝ち上がりはダート戦から芝に変えての11番人気だった。次走フリーウェイステークス(東京芝千四)を勝ち抜けている。オープンでは初戦のパラダイスステークスL ⑤着の後は尻すぼみに。 ボンセルヴィーソ⑥着だったがその後渡月橋ステークス(京都芝千四外)を勝ち抜けるとスポーツニッポン賞京都金杯GIII を③着、ダービー卿チャレンジトロフィーGIII では13番人気で②着に激走している。⑤着ライラックカラーは後に奥多摩ステークス(東京芝千四)を勝ち抜けカーバンクルステークス(中山芝千二)でオープン初勝利を挙げた。
☆ 今年の晩春ステークス ☆
例年ならばこちらも関西馬の草刈り場を覚悟せねばならない条件だったが先述した通り関東馬のみの出走となっており特別登録には15頭が。その中には昨年の②着ウインフェニックス(牡9)の名も。
☆ 晩春ステークス・MY注目馬 ☆
・ スイープセレリタス(牝4)
前走のうずしおステークス(牝馬限定・阪神芝千六)には良血馬が散見された中でこの馬も其れに該当。4番人気で③着はその前の節分ステークス(東京芝千六)を1番人気で⑧着から幾らかは名誉挽回になっただろう。昨秋にはユートピアステークス(牝馬限定・東京芝千六)を②着しておりクラスの目処は立てている。また1年前には東京芝千四で500万以下を勝っており距離短縮は全く問題ではない。母は宝塚記念GI 等を制したスイープトウショウ。今年の出走はほぼ絶望的だがヴィクトリアマイルGI でもそこそこ勝負になったかも、と言わせるような走りで3勝クラスを突き抜けたいところ。

☆ 秩父特別・MY注目馬 ☆
・ パルマリア(牡5)

☆ 陣馬特別・MY注目馬 ☆
・ ハーツイストワール(牡4・56㌔)