日曜阪神競馬11R
ダート1800mで行われる
4歳以上オープン重賞競走
(国際・別定) 
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9

90年代半ば、JRAは幾つかの拡充整備を推進したその一つにダート戦線のそれがあった。地方競馬との交流が図られ、GⅠ競走も創設された。その一環として阪神競馬場で行われるダート重賞競走の1つとして本競走が1996年より創設、3回開催で1800mの競走としてスタートした。
翌1997年には京都競馬場での施行に。開催の後半にて行われるようになり、帝王賞の前哨戦という立ち位置を得た。2000年からは開催時期を前半に移設。2012年からは2回阪神開催に移設された。

歴代の優勝馬、創設当初はダート戦線の中堅どころという印象だった。具体的には連覇した逃げ馬のスマートボーイなどである。然し徐々に優勝馬のグレードが上昇、2003年のゴールドアリュールはフェブラリーステークスGⅠの優勝馬であり、2013年のホッコータルマエなどは後にGⅠを制した。

★ 連覇そして
ゴルドブリッツは2011、2012年に本競走を優勝、連覇を果たしている。前述の通り前者は京都競馬場で、後者は阪神競馬場でのもの。所謂異なる競馬場での同一競走制覇である。騎手も前者は田辺裕信、後者が川田将雅だった。また2012年には帝王賞JpnⅠを制してダートG1ホースとなったがその後早逝してしまった。

★ 新王者候補誕生?!
昨年は1番人気のグレイトパールが復活の勝利を遂げた。同馬は前年の平安ステークスGⅢを連戦連勝で駆け上がって来ての圧勝でダート界の新生現るを印象づけたが好事魔多し、脚部不安に陥り戦線離脱を余儀なくされたから。後のJpnⅠホースとなるミツバらを問題にしなかった昨年のレースから、今度こそG1でと期待されたがそれは叶わず現在は地方競馬に転出している。


★ 中心は4歳馬の
現4歳勢が一応の中心を担っている印象があるダート戦線。それでも前出のミツバのような古豪の活躍も見られている。となると4歳のグリムが中心となりそうだが2着した実績がありコリアカップGⅠを連覇しているロンドンタウンや重賞初制覇に後一歩という古豪のリーゼントロックらも大いにチャンスが有るかも。