鹿野山特別
3回中山競馬最終日・8R
4歳以上1000万以下
芝2000m

'86に行われたのが最も古いようで、当時は暮れの番組だった。
同年の勝ち馬はアサカツービート号で、'87の天皇賞秋GⅠで3着した。
'88の菊花賞GⅠを2着した
ガクエンツービート号は別馬で
あのビートたけしとビートきよしの漫才コンビ、
ツービートとは馬名の由来など全く無関係で
両馬共にハードツービート産駒だから、であろう。

一旦行われなくなり、'96に秋の福島開催を代替する為に当時の3回新潟競馬を代替した際に復活、この時芝2200mで行われたという事は恐らく阿賀野川特別か信濃川特別の代替だったと思われる。
'07以降は毎年行われ、'11と'07は芝1800mで、他は芝2000mでだった。因みに'11は夏の福島開催の代替であり、現在とは夏の福島開催の週が一部異なるので当時のどの番組を代替したのかは不明。

最近の勝ち馬の中には函館記念GⅢを制するマイネルミラノ号('14)や昨年の勝ち馬、サクラアンプルール号は今年の中山記念GⅡで2着。'07の2着は後の天皇賞春GⅠ優勝のマイネルキッツ号。

前走の両国特別でクビ差の2着は8歳の騸馬・フジマサエンペラー号である。其処から中2週での出走となる同馬は今年に入って2度目の馬券圏内とまだまだ枯れてはいないようだ。勝ち鞍から遠ざかる事凡そ4年。今回も勝ち切るイメージは流石に湧かないが、ここに来て追い込み一手ではなく好位でも競馬が出来るようになり、一時程その勝ちきれない印象が寧ろ弱まっているから不思議である。

その両国特別で1番人気だったのが3着のソールインパクト号。凡そ1年前に500万以下と現級を連勝したのが中山コースだった。2歳秋から3歳春には重賞戦線に出走、共に走った馬たちはサトノクラウン号、リアルスティール号、アンビシャス号、そしてドゥラメンテ号とも、である。また、現級で走った中での勝ち馬にはマルターズアポジー号とかロードヴァンドール号がいた。比較的高値安定だが、勝ちきれない事実は依然残っており、今回も過度の期待はかけるまい。

前走の熊野特別は休み明け2戦目、どうにか3着争いを制したまでだったのが関西馬のカラビナ号である。ただ最近の好走はすべて中京コースに集約されているので、初の東上がどうか。

休む前に昨年末の名古屋日刊スポーツ杯で2着した4歳の関西馬・ウインテンダネス号、9ヶ月ぶりの出走がこのクラス初めてとなるカカドゥ号は中山芝2000mの競走で2着の実績がある。稲荷特別で2着のケンホファヴァルト号も直線の坂は問題かもしれないが、ツーターンコースの此方なら好走の可能性も。5歳牝馬のジョンブドール号は中1週での昇級初戦。前走両国特別で5着は前進の跡が見られたテオドール号辺りにもチャンスあるか。

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