見送りとは(1) | 競馬維新塾-【ブログ版】

見送りとは(1)

(競馬用語)
見送りとは…馬券を買わないこと。「見(けん)」という。

予想に自信がなく、馬券を買わずレースを「見送る」といったことは、何気なく行われている。


ただ、本当の意味で、この「見送り」の重要性を知り抜いている競馬ファンは、少ないのではないか。



なぜなら、「見送り」とは

「予想」でなく「ギャンブル」のノウハウの一つ故

参加者(プレイヤー)の9割以上を「予想家」が占める競馬では、「ギャンブル」のノウハウが誤解や軽視されるものしかたない。



ただ「見送る」なら、誰にでもできるが…


競馬は、大数の法則により、控除率の影響で
賭ければ賭けるほど、回収率が下がる
※100%-控除率の回収率に収束

この力が働く。


逆に言えば、
賭ける回数を減らすことで、回収率の低下を抑えられる
※100%-控除率の回収率から乖離


故に、理論的には

単純に「見送る」レースを増やすだけで、
回収率の低下を防ぐとなりうる。



…と述べたところで、そんなこと
「当たり前過ぎる」と思うかもしれません。



がしかし、本当に重要なのはここからで

ただ「当たり前過ぎる」と感じるのではなく
その「当たり前を、誰しもが実行できない」ことを知る


これが重要。


そもそも、「当たり前のことができない」
これこそが「ギャンブル」と言うモノ。



要するに、何となく「見送る」だけでは…
「見送り」に、「明確な基準がない」ため、
一貫した(継続的に)「見送り」ができない

↓↓↓

一貫して「見送り」ができないと、一貫して
無駄な賭けなど余分な「リスク」を背負い続ける

↓↓↓

一貫して無駄な賭けなどの余分な「リスク」を背負う人が
「ギャンブル」でも屈指の控除率を誇る競馬において、

↓↓↓
回収率100%を超え続けるといった
継続した「リターン」を維持できるわけがない。


そのため、この「見送り」にも、

「明確な基準(確固たるルール)」

これが必要となってくる。


いかに、素晴らしい「予想力」があろうとも
一貫して無駄な「リスク」を背負いつつ、常勝できるほど
競馬って甘くないと思う、今日この頃。 by 競馬維新塾