こんにちはゼブラーマンです
今週施行のオークスの直前調教はほとんどの馬が
水曜日に追われましたが、東西トレセンともに雨
の影響でグッドコンディションとは言えない馬場
でした
東の美浦の方が雨の影響は大きかったようですが
西の栗東組も輸送を控えてますので、どちらも
軽い微調整の追い切りが多かったです
元来オークス前の調教は3歳牝馬には過酷な2400mの
競争前という事もあり軽いものが通例ですが、今年
はさらに馬場の影響でより軽いものが多かったです
そこで今回はタイムは度外視(ラップは参考にします)
して動きそのものに主眼を置いて評価したいと思い
ます
そんな中で最も評価に値する馬、調教チャンプは
デゼルです
馬場の悪さを感じさせない素軽い走りと軽快な
フットワークが好印象で、綺麗なペースアップ後の
最後に気合いをつけられると、スッと脚を伸ばして
いました
低いフォームで迫力のある走りはまだ2戦しか消化
していない3歳の馬とは思えない、いやむしろ既に
大物の風格を感じさせるものでした
その一連の躍動感ある動きから状態は万全だとも
思いました
他では
手塚厩舎は3本の矢(今回の当レースに出走を予定
している3頭)が贅沢にも同時に追い切られました
その点だけでも否応無しで注目ですが、同時に
敢行したのは訳があるとばかりに3頭とも一定の
評価を与えて良いものでしたが
その中でもとりわけ目を引いたのが
ウインマリリンです
3頭の真ん中での調教でしたが落ち着き払った様子
がまず好印象でした
そしてその3頭の中でも一番動きに精彩がある
ように見えたのは、ラストでグイッと伸びた際の
抜群に見えた手応えがでした
フットワークも一番軽やかに見えました
そして相変わらず調教ではキラリと光るものが
あった
リアアメリアです
アルテミスS以降レースでは精彩を欠いていますが
今回も調教はいいです
やれば動くタイプなのは知っていますが、余力十分
な中でのラストの鋭い伸びは、やっぱりいい馬の
それであると思わせるには十分なものでした
心が伴えば好走可能です
逆にこちらは桜花賞の3着で自信を深めた心が馬体
をとても大きく見せていたように感じた
スマイルカナです
その馬体を大きく感じさせた要因は以前よりも
ストライドに力強さが加わり、走りもダイナミック
に見せていたからだと思います
動きは軽快そのもので大外を気持ち良さそうに
周回し、直線はシャープに伸びていました
大外を回ったこともあり時計には表れませんで
したが、スピード感も見た目にはかなり感じました
心身ともに状態はピークといったところです
最後の2頭はもう仕上がっていますので、当週は
こんな感じですが、大丈夫ですと言わんばかりの
調教だった馬たちです
1頭目は
デアリングタクトです
フットワークは数字以上の躍動感を感じさせる
もので、脚取りは実にスムーズでした
そんな力みの無い完璧な動きと、悪い馬場にも
めげない綺麗なフォームは印象的でした
2頭目は
グラヴァシュドールです
素軽いフットワークは健在で最後にゴーサインが
出ると、終いのみサッと脚を伸ばしていました
ラップからも見て取れますが、前半はゆったり
ペース、そして終いはビュッとメリハリの効いた
良い調教でした
冒頭にも書きましたが、今週は本当に軽い微調整
が多すぎて、どう評価すべきかは難しかったです
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