難解な重賞で少頭数に絞れる理由 | 競馬データぶろぐ。(アメブロ版)

競馬データぶろぐ。(アメブロ版)

メルマガの結果、そして的中率&回収率を全て公開。

前回のアメブロをアップした後、

(※新潟2歳S 18頭→5頭まで絞り3着内独占W的中)


多くのアメブロメッセージが届いていたので、

まずは質問にお答えしてから本題に入ろうと思う。


とは言っても様々な内容の質問ではなく、

質問のほとんどは、


難解な2歳夏重賞であるにもかかわらず、

「5頭まで絞れた理由」についてのもの。



5頭中2頭は「14、15番人気馬」だったので、

一桁人気馬は3頭しか印を打たなかったが、


その3頭で1~3着というドンピシャの分析術を披露。

(4人気→1人気→9人気の決着)


ぶった切った上位人気馬、穴人気や中穴馬は、

全馬「馬券圏外」に散った。



新潟2歳Sは他人と差別化できる、

「マニアックな重賞」のカテゴリーと言える。


今回自分が使用したファクターは、


血統、ラップ(前走の戦い方)、コース形態、馬場(前日の好走血統)、

そして上がりや早熟度など。


2歳夏という時期だが有効なファクターは多数、

絞り込みは可能である。


ほとんどがキャリア1戦馬ということで、

見た目では「情報」が少ないと思いがちだが、


情報が少ないように見えるのは、

「馬柱」が寂しいからという単純な理由。


様々な角度から分析すれば、

キャリア1戦でも全く問題ない。



勝ったモンストールは、


前走1400M組で唯一、

新潟2歳Sに繋がる「ラップ経験」を完璧にクリアしていた馬。


これを経験していた馬の「凄まじい好走率、回収率」は、

先週のアメブロにも記載した通りである。


昨年のマイネイサベル、マイネルラクリマ同様、

モンストールもこの「ラップ経験」が強烈なアドバンテージとなった。


見た目のアドバンテージではなく、

まさに「隠れたアドバンテージ」は今年も機能したのだ。


さらにモンストールは、

「有力馬を抽出するファクター」にも合致。


10年連続で完璧に機能しているファクターで、

2頭に1頭は好走、クリア馬の単複を全て買ってもプラス。


まさに「新潟2歳S専用必殺ファクター」と呼ぶに相応しい。


母父デヒアの早熟度、暑さ適性、

母母父ラシアンルーブルも最終週の馬場で大きなプラスだった。



2着ジャスタウェイ、3着クイーンアルタミラは、

共に「強烈な末脚ファクター」をクリアしていた馬。


このファクターもクリア馬が存在しなかった07年以外は、

毎年完璧に機能している。


前走で強烈な末脚を示した馬の好走率は極めて高く、

昨年まで連対率50%超、3着内率60%超(4着内率約80%)。


しかも毎年クリア馬は非常に少ないので、

ピンポイントで狙えるという優れもの。


今年のクリア馬も2頭と少なかったが、

ジャスタウェイ、クイーンアルタミラ共に好走した。



個々に見ていくと、


ジャスタウェイは、

ハーツクライもドンピシャだったが、


これまでわずか6頭しか該当していない、

「あるファクター」に合致。


その6頭は全馬「後の重賞ウィナー」


さらに2頭はG1馬、2頭はG1連対、1頭はG13着実績、

つまり6頭中5頭は「後にG1で好走」


オルフェーヴルやスマイルジャックなどそうそうたるメンバーで、

歴代7頭目の該当馬であるジャスタウェイも相当な能力の持ち主。


デビュー戦で圧勝して過剰人気する「1戦1勝馬」は多いが、

深く分析すればジャスタウェイはそれらの馬とは明らかに違う。


ここで凡走する可能性は限りなく低く、

総評では「信頼度は極めて高い」とお伝えした。


しかし取りこぼす可能性はあったので、

圧倒的1番人気ということも考慮しての○評価。


結果はモンストールに敗れはしたものの連対確保、

3着以下を5馬身突き放した。



クイーンアルタミラも、

前走「中山マイル」のパフォーマンスは圧巻。


最後はその通りの末脚であった。


他馬が苦しい「ラスト1ハロン」でしっかり伸びきるところは、

まさに「バゴ×コマンダーインチーフ」という配合のなせる業。


先週このアメブロでも記述したように、


当レースを「後傾ラップ」のただの瞬発力勝負とするのは、

あさはかすぎる分析である。


レースラップを深く分析すれば、

2歳馬にとって非常に厳しいレース質と言えるのだ。


これがモンストール1着の大きな原動力となった、

限られた1400組の「隠れたアドバンテージ」にも繋がっている。


古馬ならまだしも、

デビュー間もない2歳馬には、


1~7ハロンの間に、

決して無視できない「過酷な区間」が2箇所存在している。


そして最大の勝負ポイントである、

「ラスト1ハロン(8ハロン目)」


キャリアが浅い若駒だけに、

この「ラスト1ハロン」は想像以上に厳しいのだ。


7ハロンまでに存在する過酷な区間は、

後からジワジワきいてくる「ボディブロー」


古馬のレース以上に、

ラスト1ハロンで必ずツケが回ってくるのだ。


これが地味なタイプの食い込み、

すなわち超人気薄の激走に繋がっているのである。


新潟2歳Sでこそ生きるアドバンテージを持った、

「人気になりづらいタイプ」


新潟2歳Sのレースラップを考えれば、

このようなタイプが食い込んでくるのは必然。


今年はこのタイプが、

クイーンアルタミラだったのだ。


さらにクイーンアルタミラは、

父レッドゴッド系、母母父グレイソヴリン系で馬場もドンピシャ。


バゴの「早熟度」も大きなプラスで、

単勝40倍以上という人気薄ながら▲に迷いはなかった。


前週の○サンライズベガ(9人気2着)に続いて、


長野県出身の北村宏が期待通りの、

「2週連続新潟重賞好走」



上記内容で、

ほとんどの質問に対応できているはずだが、


先週のアメブロやランキング内に、

新潟2歳S攻略のポイントを惜しみなく披露していたので、


先週のアメブロを読めばほとんどの質問は解決する。

(※新潟2歳S コース形態とレースラップ)


素質馬ダローネガは、

2番人気ではまず買えないことにも気づくだろう。


器用さ、早熟度に問題があった。


さらに上記リンク先は、

今後のアメブロ読者の馬券戦略にも大いに役立つはずだ。


時間があれば熟読してみるといいだろう。



さて今週の一球入魂レースは、

「京成杯AH」


昨日は特別に、

「中山マイルの特注血統」を記載したが、


本日も特別に、

「中山マイルで強調できる実績」を記載しておく。


人気ブログランキングへ
人気ブログランキング

(※上記ランキング内に掲載中、現在40位前後)