前回のアメブロをアップした後、
多くのアメブロメッセージが届いていたので、
まずは質問にお答えしてから本題に入ろうと思う。
とは言っても様々な内容の質問ではなく、
質問のほとんどは、
難解な2歳夏重賞であるにもかかわらず、
「5頭まで絞れた理由」についてのもの。
5頭中2頭は「14、15番人気馬」だったので、
一桁人気馬は3頭しか印を打たなかったが、
その3頭で1~3着というドンピシャの分析術を披露。
(4人気→1人気→9人気の決着)
ぶった切った上位人気馬、穴人気や中穴馬は、
全馬「馬券圏外」に散った。
新潟2歳Sは他人と差別化できる、
「マニアックな重賞」のカテゴリーと言える。
今回自分が使用したファクターは、
血統、ラップ(前走の戦い方)、コース形態、馬場(前日の好走血統)、
そして上がりや早熟度など。
2歳夏という時期だが有効なファクターは多数、
絞り込みは可能である。
ほとんどがキャリア1戦馬ということで、
見た目では「情報」が少ないと思いがちだが、
情報が少ないように見えるのは、
「馬柱」が寂しいからという単純な理由。
様々な角度から分析すれば、
キャリア1戦でも全く問題ない。
勝ったモンストールは、
前走1400M組で唯一、
新潟2歳Sに繋がる「ラップ経験」を完璧にクリアしていた馬。
これを経験していた馬の「凄まじい好走率、回収率」は、
先週のアメブロにも記載した通りである。
昨年のマイネイサベル、マイネルラクリマ同様、
モンストールもこの「ラップ経験」が強烈なアドバンテージとなった。
見た目のアドバンテージではなく、
まさに「隠れたアドバンテージ」は今年も機能したのだ。
さらにモンストールは、
「有力馬を抽出するファクター」にも合致。
10年連続で完璧に機能しているファクターで、
2頭に1頭は好走、クリア馬の単複を全て買ってもプラス。
まさに「新潟2歳S専用必殺ファクター」と呼ぶに相応しい。
母父デヒアの早熟度、暑さ適性、
母母父ラシアンルーブルも最終週の馬場で大きなプラスだった。
2着ジャスタウェイ、3着クイーンアルタミラは、
共に「強烈な末脚ファクター」をクリアしていた馬。
このファクターもクリア馬が存在しなかった07年以外は、
毎年完璧に機能している。
前走で強烈な末脚を示した馬の好走率は極めて高く、
昨年まで連対率50%超、3着内率60%超(4着内率約80%)。
しかも毎年クリア馬は非常に少ないので、
ピンポイントで狙えるという優れもの。
今年のクリア馬も2頭と少なかったが、
ジャスタウェイ、クイーンアルタミラ共に好走した。
個々に見ていくと、
ジャスタウェイは、
ハーツクライもドンピシャだったが、
これまでわずか6頭しか該当していない、
「あるファクター」に合致。
その6頭は全馬「後の重賞ウィナー」
さらに2頭はG1馬、2頭はG1連対、1頭はG13着実績、
つまり6頭中5頭は「後にG1で好走」
オルフェーヴルやスマイルジャックなどそうそうたるメンバーで、
歴代7頭目の該当馬であるジャスタウェイも相当な能力の持ち主。
デビュー戦で圧勝して過剰人気する「1戦1勝馬」は多いが、
深く分析すればジャスタウェイはそれらの馬とは明らかに違う。
ここで凡走する可能性は限りなく低く、
総評では「信頼度は極めて高い」とお伝えした。
しかし取りこぼす可能性はあったので、
圧倒的1番人気ということも考慮しての○評価。
結果はモンストールに敗れはしたものの連対確保、
3着以下を5馬身突き放した。
クイーンアルタミラも、
前走「中山マイル」のパフォーマンスは圧巻。
最後はその通りの末脚であった。
他馬が苦しい「ラスト1ハロン」でしっかり伸びきるところは、
まさに「バゴ×コマンダーインチーフ」という配合のなせる業。
先週このアメブロでも記述したように、
当レースを「後傾ラップ」のただの瞬発力勝負とするのは、
あさはかすぎる分析である。
レースラップを深く分析すれば、
2歳馬にとって非常に厳しいレース質と言えるのだ。
これがモンストール1着の大きな原動力となった、
限られた1400組の「隠れたアドバンテージ」にも繋がっている。
古馬ならまだしも、
デビュー間もない2歳馬には、
1~7ハロンの間に、
決して無視できない「過酷な区間」が2箇所存在している。
そして最大の勝負ポイントである、
「ラスト1ハロン(8ハロン目)」
キャリアが浅い若駒だけに、
この「ラスト1ハロン」は想像以上に厳しいのだ。
7ハロンまでに存在する過酷な区間は、
後からジワジワきいてくる「ボディブロー」
古馬のレース以上に、
ラスト1ハロンで必ずツケが回ってくるのだ。
これが地味なタイプの食い込み、
すなわち超人気薄の激走に繋がっているのである。
新潟2歳Sでこそ生きるアドバンテージを持った、
「人気になりづらいタイプ」
新潟2歳Sのレースラップを考えれば、
このようなタイプが食い込んでくるのは必然。
今年はこのタイプが、
クイーンアルタミラだったのだ。
さらにクイーンアルタミラは、
父レッドゴッド系、母母父グレイソヴリン系で馬場もドンピシャ。
バゴの「早熟度」も大きなプラスで、
単勝40倍以上という人気薄ながら▲に迷いはなかった。
前週の○サンライズベガ(9人気2着)に続いて、
長野県出身の北村宏が期待通りの、
「2週連続新潟重賞好走」
上記内容で、
ほとんどの質問に対応できているはずだが、
先週のアメブロやランキング内に、
新潟2歳S攻略のポイントを惜しみなく披露していたので、
先週のアメブロを読めばほとんどの質問は解決する。
素質馬ダローネガは、
2番人気ではまず買えないことにも気づくだろう。
器用さ、早熟度に問題があった。
さらに上記リンク先は、
今後のアメブロ読者の馬券戦略にも大いに役立つはずだ。
時間があれば熟読してみるといいだろう。
さて今週の一球入魂レースは、
「京成杯AH」
昨日は特別に、
「中山マイルの特注血統」を記載したが、
本日も特別に、
「中山マイルで強調できる実績」を記載しておく。
(※上記ランキング内に掲載中、現在40位前後)