危険な人気馬を見分けるのに最も有効な手段は、
やはり「血統」だろう。
例えば、
先週の東京新聞杯で3番人気に支持されたフラガラッハなどは、
血統から絶対に買えない馬である。
(※案の定11着惨敗)
人気を決定する最も大きな要素は、
新聞の印と前走成績。
さらにフラガラッハのように、
上から下まで印がズラリと並んだ上に、
馬柱にきれいに「1着」という数字が並ぶと、
間違いなく過剰人気となる。
多くの競馬ファンは、
自分の狙っている馬に印がたくさんついていれば安心する。
しかし、
新聞の印は参考にするものではない。
自分が狙っている馬の印が薄ければ、
喜ぶべきことである。
自分は二桁人気という「超人気薄」でも関係なく重い印をつけるが、
狙っている穴馬に印がついていたら相当がっかりする。
印とはそういうものだ。
競馬の根本は、
胴元JRAを介した他人との金の奪い合いだということを、
常に念頭に置かなければならない。
皆と同じでは当然「勝ち組」にはなれない。
これが念頭にあれば、
印に対する見方が大きく変わるだろう。
上から下までズラリと重い印が並んだ上位人気馬に、
多くのマイナスファクターが存在した場合、
たとえ来る可能性があっても思い切って切ることが必要。
長い目で見れば、
当然だがこのような「危険な人気馬」を買い続けていると、
間違いなく競馬で勝てない。
資金を圧迫するだけで、
万が一来ても大幅プラス収支は見込めず旨みは全くない。
まさにハイリスクローリターン、
こういった人気馬に決して手を出してはならない。
某新聞のトップを飾った馬はまず過剰人気となるので、
それが「危険な人気馬」だった場合相当うれしい。
この感覚をぜひ覚えていただきたいと思う。
冒頭に記述した通り、
その危険な人気馬を見極めるのに、
最も威力を発揮するのが「血統」なのだ。
最後に、
今週特に注目している血統を記載しておく。
(※上記ランキング内に掲載中、現在30位前後)