消去データというのは、
基本的には、
検証期間が長い
母数が大きい
人気馬が多く含まれている
この３点が満たされれば満たされるほど、
信頼度というものは高くなっていく。
例えば、
先日のシルクロードＳで、
１番人気で惨敗のエイシンタイガーに使用した消去データは、
検証期間が過去２０年以上と長く、
さらに、
データ該当馬のほとんどが上位人気であったにもかかわらず、
（※１番人気率３９％、５番人気以内率はなんと７４％）
勝率０％
連対率８％
という、
相当信頼できる消去データであった。
エイシンタイガーも案の定１番人気に支持されたが、
データ通り惨敗した。
過去５年や１０年のデータならまだしも、
過去２０年以上のデータを覆すというのは、
相当厳しいというのは当然である。
さらに自分のデータは、
相当分析を重ねた上で使えるか使えないかを判断しているので、
エイシンタイガーにとって、
惨敗するのも当然であったと言えるだろう。
別の消去法を使用した、
レディルージュにも同じことが言える。
さらに、
このレディルージュの場合、
根岸Ｓのサマーウインド同様、
かなりの過剰人気であった。
根岸Ｓ時のブログから抜粋すると、
＞馬柱にきれいに「１着」という数字だけがきれいに並んだ、
サマーウインド。
これがありえない過剰人気を生み、
まさに他馬のオッズが非常においしくなった。
人間はこのきれいな「１」という並びに弱く、
ビギナーであればあるほど手をだしやすくなる。
以上が抜粋文になるが、
まさにレディルージュもサマーウインド同様、
きれいな馬柱であったのだ。
レディルージュの馬柱は、
２着
１着
２着
２着
２着
２着
３着
見事にきれいな数字が並び、
つい手を出したくなる数字である。
この並びは、
ビギナーであればあるほど軸にしたくなる。
馬券圏内は外さないであろう安心感
しかし、
これが大きな落とし穴となっている。
レディルージュの場合、深く検証しなくても、
前走久々に連対圏外に敗れた上に
クラスは上がりメンバー強化
なおかつ斤量増
数秒で「危険な人気馬」と判断できる。
さらに、
信頼度が高い自分の消去法にも引っかかっていれば、
１５着惨敗も何ら不思議ではない。
陣営やファンは、
「なぜあんなに安定感抜群だった馬が、
ここまで惨敗をしたのか？」
と思っているであろうが、
惨敗は当然の結果であると言える。
さて、
今週のきさらぎ賞。
この重賞でも、
有効な消去データが使用できる。
検証期間が２０年以上と長く
母数も非常に大きく
その中に人気馬も多数含まれている
３項目全てを満たす相当信頼度が高い、
この消去データに、
上位人気確実な馬が引っかかっている。
このデータはパーフェクトデータではないものの、
勝率１．９％
連対率６．８％
という超低水準である。
人気馬であれば、
超ハイリスクな馬と言える。
このデータは、
エイシンタイガーやレディルージュに使用した消去データと同様、
きさらぎ賞に限らず、
他重賞でも使用できる優れものである。
データの詳細は、
人気ブログランキング
（※３－８－９－１４１）
きさらぎ賞に出走するこの馬も、
きれいな馬柱だけに、
過剰人気は確実である。
もちろん、
信頼度の高いデータと言えども、
１つのデータだけで判断を下すのは危険であり、
別角度からの分析も必要であるが、
このデータに引っかかった時点で、
相当なマイナスポイントであることは、
このデータの検証期間、
２０年以上の長い歴史が証明している。
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