《関西馬・栗東》

 

◆ヴァンケドミンゴ
【牡4/藤岡健厩舎】


《8日(水)最終追い切り:栗東》【中日スポ】
ヴァンケドミンゴは、酒井を背に栗東Pで追い切り。ロードリバーサル(42勝クラス)を3馬身追走から直線鋭く伸びて1馬身先着した。引き揚げてきたジョッキーの表情は明るい。

【仲田助手】
「(関西馬なのに4勝はすべて福島)やっぱりよほど福島があうんじゃないですか。中山遠征の時も状態は変わりないと思うし、自分の競馬が出来るんじゃないかな」

【酒井騎手】
「ずしっと重心が沈んで、いい動きでしたね。担当の助手さんから『まだ太いからしっかりやっておいて』の話でしたが、具合はよさそうです。前走も直線向いてかちっとはまったら、これで勝ったと思うくらいの手応え。それが追い切りでもありました。ほかの競馬場では早仕掛けになるところが(福島では)ならない。直線も少し坂があるからしぶとく脚が使えてギュッと来てくれる。だからスローになっても問題ないよ。道悪も大丈夫じゃないかな。ハミに乗っからないから」と分析する。遠く離れた“自分の庭”で重賞タイトル獲得態勢はしっかり整った。

 

◆ノーブルマーズ
【牡7/宮本厩舎】


《8日(水)最終追い切り:栗東》【サンスポ】
目黒記念4着から中5週。宝塚記念を見送り、サマー2000シリーズへ矛先を向けてきたノーブルマーズは、栗東CWコースで単走。高倉騎手とスムーズに折り合い、雨で重くなったウッドチップを気にすることなくラスト1F11秒8のフィニッシュを決めた。

【宮本調教師】
「(スパッと切れたゴール前の動きに)いい動きだったね。7歳だしそんなにチャンスはない。前走の競馬ができれば。雨で時計がかかるのもありがたい」

 

◆ヒンドゥタイム
【牡4/斉藤崇厩舎】


《8日(水)最終追い切り:栗東》【サンスポ】
9戦すべて掲示板の上がり馬ヒンドゥタイムズは、ともに挑むマーメイドS3着のリュヌルージュと併せた。4馬身追走したヒンドゥが徐々に差を詰め、4角で内へ。余力十分にラスト1F11秒7と弾け、外リュヌルージュに1馬身先着した。

【ヒンドゥに乗った北村友騎手】
「直線で並びかける際の反応が抜群に良かった。トレーナーは輸送を気にしていたけど、そのへんは行ってみないとね。福島のコース形態は問題ない」

【斉藤崇調教師】
「(リュヌルージュについては)順調。牡馬相手だが、斤量差をうまく生かしたい」と52キロでの一発を期待していた。

 

◆ブラヴァス
【牡4/友道厩舎】


《8日(水)最終追い切り:栗東》【日刊スポ】
ブラヴァスはポリトラックコースで6ハロン802127。母はヴィクトリアM連覇のヴィルシーナ。母にも騎乗した福永騎手には、史上6人目の全10場重賞制覇も懸かっている。

【友道調教師】
「先週までに出来ているし、良かったんじゃないですか。少々渋っても馬場は我慢できると思う」

 

《関東馬・美浦》

 

◆ウインイクシード
【牡6/鈴木伸厩舎】


《8日(水)最終追い切り:美浦》【サンスポ】
ウインイクシードは、美浦Wコースでアシャカダイキを2馬身追走。直線は内に潜り込んでクビ差抜け出した。【1・0・1・1】の福島で上位食い込みを狙う。

【鈴木伸調教師】
「順調。道悪の前走(福島民報杯3着)でかなりノメっていたので、良馬場が希望だ」

 

◆オセアグレイト
【牡4/菊川厩舎】


《8日(水)最終追い切り:美浦》【日刊スポ】
迎春Sを快勝したオセアグレイトは、野中悠太郎騎手を背に追い切られた。美浦ウッドコースで単走で追われ、5ハロン667124をマーク。無理をしない走りで好時計を出した。

【菊川調教師】
「先週併せ馬でしっかりとやっているので、今日は単走で。それでも時計が出た。前走(目黒記念2番人気6着)は見えない疲れがあったかも。在厩で調整し疲れを取って、ここへ。距離短縮もこなせるはず」

 

◆クレッシェンドラヴ
【牡6/林徹厩舎】


《8日(水)最終追い切り:美浦》【サンスポ】
昨秋の福島記念に続く重賞獲りを目指すクレッシェンドラヴは、美浦Wコースで内田騎手を背にスイートクラスを2馬身追走。直線は内から馬なりのままスッと反応して併入した。 ジョッキーはラジオNIKKEI賞(バビット)に続く重賞連勝へ手応えを感じ取っていた。

【内田博騎手】
「先週、しっかり動かしている(5F64秒0)からね。動きはいいし、落ち着きがあるのもいいんじゃないかな。道悪もこなせると思います」

 

◆ジナンボー
【牡5/堀厩舎】


《8日(水)最終追い切り:美浦》【日刊スポ】
大阪杯6着のジナンボーは、美浦ウッドで併せ馬を行った。クルミネイト(古馬1勝クラス)を3馬身追走し、1馬身先着した。 3週続けて道悪の追い切りとなったが、手応え十分に内から抜け出した。5ハロン6901271週前にはレーン騎手と不良馬場でラスト1ハロン118を計時しており、この日は助手騎乗で調整程度の追い切りとなった。

【森助手】
「暑くなっている時期だし、先週までにしっかりやっているので、疲れを残さないようにやりました。態勢は整いました」

 

◆マイネルサーパス
【牡4/厩舎】


《8日(水)最終追い切り:美浦》【サンスポ】
福島民報杯でリステッド2勝目を飾ったマイネルサーパスは、美浦Wコースで先行する流れ。馬なりで余力を残したまま、重賞2勝馬アナザートゥルースと併入した。ラスト1F12秒1と伸び脚は軽快だった。

【高木調教師】
「暑さに弱いタイプだけど、最近は暑さも落ち着いているし、馬も調子がいい。放牧を挟んでフレッシュな状態。(福島【2・1・0・0】については)平坦がいいのかな」と相性の良さを感じており、重賞初制覇のチャンスととらえている。

 

◆レッドローゼス
【牡6/国枝厩舎】


《8日(水)最終追い切り:美浦》【東スポ】
福島で1勝しているレッドローゼスは、併せ馬で追い切られた。美浦ウッドでオウケンスターダム(古馬2勝クラス)を3馬身追走して、最後は併入に持ち込んだ。時計は5ハロン654、しまい125191月『初富士S』を制したレッドローゼス、国枝師は末脚勝負をイメージ。

【国枝調教師】
「いい感じで走っていたし、悪くない。今回は極端な競馬になると思うので、馬場が悪くなるとどうか。福島には悪いイメージはないけれどね」と当日の馬場状態を心配していた。