《関西馬・栗東》

 

◆ウェスタールンド
【セ8/佐々木厩舎】


《15日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
ウェスタールンドは坂路で単走。一杯に追われて4ハロン53・5―12・9秒と時計はそう速くないが、この馬はいつもこれくらい。好調をキープしているといっていいだろう。

【佐々木調教師】
「(2着だった前走のダイオライト記念について)展開が向かなかったが、3、4コーナーにかけての大まくりは目を見張るものだった。この年齢(8歳)でも力落ちしていないのを改めて感じた。昨年のこのレース(4着)は落鉄して力が出せなかった。今年は巻き返したい」

 

◆クリンチャー
【牡6/宮本厩舎】


《15日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
クリンチャーは坂路で単走。馬なりで4ハロン55・7―12・9秒をマークした。時計は平凡ながら攻め駆けしないタイプ。前走(マーチS=2着)の好状態をキープできている。

【宮本調教師】
「ダートに替わってから新しい面を見せ、安定感も出てきた。ジョッキー(石橋)が続けて乗ってくれるのは心強い」

 

◆コマビショウ
【牡5/南井厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
コマビショウの1週前追い切りは、ウッド単走で6ハロン83・0―39・7―13・0秒。時計や動きは目立たない。使い続けているし、大きな上積みはなさそう。

【久保田助手】
「中間も変わりなく順調です。切れる馬ではないので脚の使いどころひとつ。展開次第ではあるけど、スムーズに流れに乗れればもう少しやれていいはず」



《16日(木)最終追い切り:栗東》【東スポ】
コマビショウは松若を背に、ウッドでサトノプライム(同じくアンタレスS出走)と併せ馬。追走スタートから直線で仕掛けられると、併入フィニッシュに持ち込んだ(6ハロン81・6―37・8―12・5秒)。

【南井調教師】
「前走(マーチS=6着)はもう少しで掲示板というところまではきたし、しっかり走れれば、あれくらいはやれる。モマれ弱いところがあるが、道中スムーズに運べれば」

 

◆ベストタッチダウン
【牡4/橋口慎厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
ベストタッチダウンの1週前追い切りは、ウッド3頭併せで6ハロン79・7―37・0―12・9秒。古馬1勝クラスに2馬身半遅れたが、追走してのもの。意欲的な内容は好感が持てる。

【橋口調教師】
「1週前は併せ馬で遅れたけど、相手は攻め駆けタイプ。この馬自身の動きはとても良かったので問題ない。今まではスピードの違いで自然とハナに立っていたけど、ハナでなくとも競馬はできると思う。ここは試金石の一戦です」



《14日(火)朝の表情:栗東》【東スポ】
目下3連勝と勢いに乗るベストタッチダウンは、ウッド1周のキャンター調整を行った。陣営は以下のように好感触を伝えた。

【橋口調教師】
「もともと競馬ほど稽古で動く馬ではなかったんだけど、先週はウッドで自己ベストをマーク。体も成長を感じるし、全体的に幅が出た感じだね。間隔が空いても苦にしないタイプだし、実際、シルエットも前走(北山S)以上によく見える」



《15日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
ダートに転じた昨夏から1800メートルを使い続け、後続を寄せつけない逃げで目下3連勝中のベストタッチダウン。この日は坂路で単走。最後まで馬なりのまま、4ハロン54・0―12・6秒で駆け上がった。朝イチの登坂にしてはあまり速くないが、この日は全体的に時計がかかっており問題はないだろう。動き自体はパワフルで馬体は太め感なく仕上がっている。初の重賞挑戦でメンバーはグンと強くなるが、陣営は相当な自信を持っている。

【橋口調教師】
「昨年の夏を越してから使うごとに体が増え、幅が出てきた。ここ3走は内めの枠だったのとスピードの違いで自然にハナに立ったけど、そうでなくとも競馬はできると思っている。中間は食べたものがしっかりと実になっていい感じだし、どんな競馬ができるのか楽しみですね」

 

◆メイショウワザシ
【牡5/南井厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
メイショウワザシの1週前追い切りは、ウッド単走で6ハロン83・2―40・9―12・1秒。確かな脚さばきでラストの反応も上々だった。一連の状態を維持している。

【久保田助手】
「前走(マーチS=5着)は4コーナー過ぎまで頑張ったが、重賞メンバーではもうワンパンチ必要だね。中間も状態は悪くない。持ち前の先行力を生かしてモマれない位置で競馬ができれば」



《16日(木)最終追い切り:栗東》【東スポ】
メイショウワザシは、坂路で僚馬メイショウテンスイ(3歳オープン)と併せ馬。活気十分に駆け上がり、ラスト1ハロンは12・4秒(4ハロン53・3秒)と鋭伸。最後まで相手を前に出すことはなかった。

【南井調教師】
「この中間も変わりなく順調にやれている。前走(マーチS=5着)は厳しい展開になったけど、4コーナー過ぎまでよく踏ん張っていた。オープンでも堅実に走れているし、状態も引き続きいい。阪神コースでも過去にいい勝負ができているので、持ち前の先行力を生かして」

 

◆ロードゴラッソ
【牡5/藤岡健厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
ロードゴラッソの1週前追い切りは、坂路で強めに追われて4ハロン53・3―39・5―13・0秒。馬場が悪くなった時間帯でしっかり先着した。全体時計も悪くない。

【仲田助手】
「前走(名古屋大賞典=1着)は正攻法の競馬で強い勝ち方をしてくれた。昨年のシリウスSを勝っているように阪神コースに替わるのは問題ない。中間も順調だし、賞金を加算させたいね」

《関東馬・美浦》

 

◆アナザートゥルース
【セ6/高木厩舎】


《14日(火)朝の表情:栗東》【東スポ】
ダイオライト記念Vの余勢をかって、当レース連覇を狙うのがアナザートゥルースだ。陣営は以下のように展望を伝えた。

【高木調教師】
「前走はうまく先手を主張して危なげないレース運び。右回りはモタれる面があるんだけど、阪神はコース形態が合うのか、走りがスムーズですからね。状態はキープしているので、今回は58キロの斤量がカギ。リズム良く先行できれば」

 

◆ワイルドカード
【牡6/木村厩舎】


《15日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
ワイルドカードは、南ウッドで3頭併せ。最後まで余力を残してセントオブゴールド(3歳1勝クラス)と併入した(5ハロン67・6―38・0―12・4秒)。休み明けをひと叩きされて素軽さが増しており、気配は確実に上向いている。陣営は2度目の重賞挑戦でVを狙う。

【木村調教師】
「前走(マーチS=16着)は行きっぷりが本来のものではなかったように雪で延期になった影響があったのかも…。中間はそれほど変わっていないが、今朝の動きは悪くなかったし、2走前のオープン勝ちが示すように阪神との相性もいい。改めて期待したい」