《関西馬・栗東》

 

◆ギベオン
【牡5/藤原英厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
ギベオンの1週前追い切りは、福永を背にウッドで3歳未勝利に半馬身先着。5ハロン65・9―37・0―11・8秒。格下相手とはいえ、追走して手応えに余裕を残して先着した。攻めは動く。

【田代助手】
「前走(中山金杯=10着)は少し行きたがって脚がうまくたまらなかった。それでも大きくは負けていない。先週はジョッキーが乗ってさすがの動きを見せていた。自分のリズムで運べれば」

 

◆サートゥルナーリア
【牡4/角居厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
サートゥルナーリアの1週前追い切りは、ウッドで古馬1勝クラスに1馬身先着。6ハロン82・9―37・3―11・3秒。時計の速い馬場を加味してもラスト11・3秒は破格だ。1週前としては文句なし。

【小滝助手】
「秋3戦を走り切ったこともあり、しっかり休ませてから帰厩。最初は緩さがあったけど、調教を重ねてネジが少しずつ締まってきました。落ち着きもありますし、まずは復帰戦を無事に走り終えてくれれば」

 

◆サトノガーネット
【牝5/矢作厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
サトノガーネットは、前走(日経新春杯=6着)時よりもレースまでの間隔を空けての調整。1日に坂路で4ハロン60・1―13・5秒と時計を出し、4日の1週前追い切りでは坂路で意欲的に追われて、4ハロン52・3―37・2―12・5秒をマークした。かなりの負荷をかけたものの、馬体減りはなし。ここにきて心身ともに充実し、素質に見合った走りができるようになっている。

【濱野助手】
「前走時から状態は上がっています。伸びシロもまだまだあると思いますよ。追走に多少手間取るところがあるので2000メートルくらいの直線の長いコースは最適だと思います。どんな状況でも末脚は確実に使ってくれる馬なので」

 

◆ブレスジャーニー
【牡6/佐々木厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
ブレスジャーニーの1週前追い切りは、松若を背にウッド単走で、6ハロン83・1―37・9―12・4秒。もともと攻めは目立たないタイプ。今回も地味だったが、この馬なりに順調のようだ。

【佐々木調教師】
「昨秋あたりから腰の具合がしっかりしてきたことで、いいフォームで走れるようになってきた。メンバーの揃う重賞だけど、もともと左回りが得意な馬。今の状態でどういった競馬ができるか楽しみ」

 

◆ロードマイウェイ
【牡4/杉山晴厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
ロードマイウェイの1週前追い切りは、川田を背にウッドで3歳未勝利にクビ先着。6ハロン78・5―37・4―12・0秒。テンから速いラップを刻みながら、上がりは12秒フラット。実に中身の濃い稽古だ。

【杉山晴調教師】
「ゲートがひと息だった前走(チャレンジC=1着)は着差以上に強い内容でした。中間はゲート練習も行って順調。左回りのほうがよりいい馬だし、距離も問題ない。相手が強化されたここでどんな競馬を見せてくれるのか楽しみにしています」



《10日(火)朝の表情:栗東》【東スポ】
目下5連勝と勢いに乗るロードマイウェイは、軽めの調整で体調を整えた。陣営は好調の要因を『メンタル面の成長だろう』と分析した。

【山本助手】
「以前はゲートの中でうるさかったり、道中でかかり気味になったりするところがあったけど、そのあたりが改善したことで競馬に幅が出てきた。休み明けとしては十分な仕上がりだし、強い同世代の馬相手にどんな競馬ができるか」
 

 

《関東馬・美浦》

 

◆ニシノデイジー
【牡4/高木厩舎】


《10日(火)朝の表情:美浦》【東スポ】
ニシノデイジーは、坂路2本のメニューで翌日の最終追い切りに備えた。

【高森厩務員】
「アメリカJCC(6着)の後に、ジョッキー(田辺)は“外をノビノビ走らせたけど、馬群に突っ込んでためたほうがいいかも”と話していた。休み明けを使って順当に上向いているし、左回りは結果もいいからね。できれば内枠を引いて、しまいを生かす競馬をさせたい」

 

◆ラストドラフト
【牡4/戸田厩舎】


《1週前.追い切り・美浦》【東スポ】
ラストドラフトの1週前追い切りは、南ウッド5ハロン64・6―37・7―12・6秒。馬なりのまま僚馬に1馬身半先着した。キリッとした好馬体を誇示し、いい意味で体調は安定している。

【戸田調教師】
「前走(AJCC=3着)は故障馬のあおりを受けたが、並んでからは負けずにハートの強さは見せてくれた。在厩で調整して馬は変わらず好気配。相手は揃うが、目標があるので競馬はしやすいはず」



《10日(火)朝の表情:美浦》【東スポ】
ラストドラフトは、南の角馬場を経由して坂路を2本。軽快なフットワークで駆け上がり、好調をアピールした。

【戸田調教師】
「前走(アメリカJCC=3着)は4角で外に振られる不利が痛かったが、並んでいた馬には負けないハートの強さを見せた。幸いダメージもなく馬は元気いっぱいだし、中京でも2走前(中日新聞杯=2着)にいい脚を使っている。この相手にどこまでやれるか楽しみ」