2024年 アイビスSD(予想と買い目) | 競馬解読教室

競馬解読教室

競馬を解読する
GIを中心に予想します。今週は新潟二歳Sです!

 アイビスSDが創設されたのは2001年。かつてこのレースは、カルストンライトオ、サンアデュなど秋のスプリンターズSでも馬券対象になるような実力馬が出走するGIのステップレースの一つだった。ところが、近年はメンバーレベルの低下が著しく、条件馬がここで初重賞制覇を飾るケースが増えている。そういう近年の傾向に比べると、今年はメンバーが揃った方ではないか。重賞勝ち馬はジャスパークローネ、ウイングレイテスト、モズメイメイ、テイエムスパーダと4頭もいる。しかもウイングレイテストとモズメイメイはG2ホルダーだ。本来なら◎は能力上位のこれら4頭の中から選ぶべきかも知れないが、この直線芝1000mというレースは「能力」よりも「適性」を重視するべきレース。ゆえに本命には直線競馬に高い適性を持つ◎チェイスザドリームを指名する。もともとこの馬はダート重賞で②着したこともある実力馬だったが、前走は初めの芝挑戦となった韋駄天Sを快勝。芝1000mに対する適性を見事に証明した。しかも今年の韋駄天Sは、ゴール前3F目(10.5秒)の方が、ゴール前4F目(10.9秒)よりも速く、アイビスSDに直結する内容の韋駄天Sだった。前述のとおり、この形のレースとなった2017年~2023年の韋駄天Sにおいて①~③着できるた逃げ先行馬はアイビスSDにも通用する!前記期間中、該当馬は全部で8頭いたが、当該8頭のアイビスSDでの成績は、②着、⑮着、①着、②着、②着、①着、不出走、②着であり、通算成績は{2・4・0・1}!(1頭はアイビスSD不出走)。今年の韋駄天Sで、逃げ・先行して①②着した2頭、特に勝ったチェイスザドリームはアイビスSDでも通用するハズ。斤量面でも、韋駄天S組の中では引き続き前走と同じ55キロで出走できるこの馬が有利。夏に強い牝馬でもあり、チェイスザドリームが本命だ。相手本線には内枠に入ってしまったがスピード上位の〇ジャスパークローネを狙いたい。斤量を考えると、今回はテイエムスパーダよりもこちらの方がテンのダッシュが速く、内枠から外枠に切れコム形で、この馬がハナを切るのではないか。この馬は「能力」(重賞2勝馬)と「適性」(直線競馬で勝ち星あり)を兼備した馬であり、ハナさえ切れば、そのまま粘り込む可能性も十分。3番手は▲ウイングレイテスト。59キロはしんどいが、スワンSの能力と現在の調子(追切絶好)を考えると、この馬が3番手。500キロを超える巨漢馬であり、スピードにのれれば、そのままの流れ込みを期待できるだろう。以下は押さえの評価になるが、枠順の利がある8枠からは差せる△ディヴィナシオン、良馬場なら侮れない隠れた芝千直巧者△マイヨアポア、G2(チューリップ賞)勝ちのある実力牝馬△モズメイメイまで。

(結果)

◎チェイスザドリーム

〇ジャスパークローネ

▲ウイングレイテスト (②着 2人気)

△ディヴィナシオン

△マイヨアポア

△モズメイメイ (①着 3人気)

 

PVアクセスランキング にほんブログ村