過去10年のオークスの①~③着馬計30頭のうち、前走が桜花賞だった馬は全部で17頭。オークスの最重要ステップレースが桜花賞であることは言を俟たない。他方、前走桜花賞組は数も多いので、ただ闇雲に前走桜花賞組を買っていれば儲かる!という話でもない。そこで問題は、17頭の中からオークスで勝ち負けできる前走桜花賞組はどうやって見分ければよいか?というところにある。
結論から言おう。オークスにおいて、自信をもって「勝ち負けになる!!」と言える前走桜花賞組の馬とは、桜花賞で1、2番人気に支持され、実際に桜花賞で連対を果たした馬のことである。昨年までの過去10年の桜花賞で1、2番人気に支持されて連対を果たした馬は10頭いる。該当馬10頭の次走の成績は次のとおり。
2025年
桜②着 アルマヴェローチェ(2人気)→樫②着(2人気)
2024年
桜①着 ステレンボッシュ(2人気)→樫②着(1人気)
桜②着 アスコリピチェーノ(1人気)→樫不出走
2022年
桜①着 リバティアイランド(1人気)→樫①着(1人気)
2021年
桜①着 ソダシ(2人気)→樫⑧着(1人気)
桜②着 サトノレイナス(1人)→樫不出走
2020年
桜①着 デアリングタクト(2人気)→樫①着(1人気)
桜②着 レシステンシア(1人気)→樫不出走
2019年
桜① 着 グランアレグリア(2人気)→樫不出走
2018年
桜①着 アーモンドアイ(2人気)→樫①着(1人気)
桜②着 ラッキーライラック(1人気)→樫③着(2人気)
ご覧のとおり、該当11頭のうち7頭が次走でオークスに出走し、その成績は{3・2・1・1}。戦前から距離の限界が指摘されていたソダシを除き、他の6頭は馬券に絡んでおり、十分信用できるレベルにあると言えよう。つまり、桜花賞を1、2番人気で連対できるような馬がオークスに出走してきた場合は、連軸としての安定性が極めて高いのである。参考までに申し上げておくと、2021年のソダシがなぜオークスで惨敗したのかと言うと、それは「ソダシが平均ペースの馬であり、上りの速いオークスに合わなかったから。」である。オークスというレースは、常に、Sペースからの上り勝負となるため、ソダシのように平均的なスピードを武器にする馬、言い換えれば、Sペースからの上りの速い勝負を苦手とする馬には不向きな舞台なのだ。
昨年までの過去10年の桜花賞馬10頭のうち、桜花賞で上り最速をマークした馬は4頭(リバティアイランド、デアリングタクト、アーモンドアイ、ジュエラー)いるが、前記4頭のオークスの成績は{2・1・0・0}+1頭は不出走(ジュエラー)であり、連対率は100%。前記4頭は桜花賞ですべて1~2番人気に支持されていた馬であり、このタイプなら鉄板だと言えよう。対照的に桜花賞で上り最速を記録できなかった桜花賞馬6頭(エンブロイダリー、ステレンボッシュ、スターズオンアース、ソダシ、グランアレグリア、レーヌミノル)のオークスでの成績は{1・1・0・3}+1頭は不出走(グランアレグリア)であった。勝ったのはスターズオンアース1頭だけであり、一作年のステレンボッシュは②着に踏ん張ったが、やはり勝てなかった。つまり、基本的にこのタイプ馬、すなわち桜花賞で上り最速を記録できなかった優勝馬というのは、「オークスを勝てない可能性が高い桜花賞馬!」だという事実も憶えておおきたい。
以上を纏めると、過去10年、オークスでも好走できた桜花賞馬というのは、「桜花賞を1,2番人気で勝ち、しかも桜花賞で上り3Fがメンバー最速であった馬」ということになる。
(該当馬)
リバティアイランド(1人) 桜①着→オークス①着
デアリングタクト(2人) 桜①着→オークス①着
アーモンドアイ(1人) 桜①着→オークス①着
(※ジュエラーのみオークス不出走)
このタイプの桜花賞馬はオークスでも鉄板級の◎なのだ。そして今年は・・・・
2026年桜花賞
①着 スターアニス(1人気)上り第1位タイ
②着 ギャラボーグ(5人気)上り第7位タイ
③着 ジッピーチューン(12気)上り第1位タイ
今年の桜花賞では、1番人気のスターアニスが桜花賞を快勝。同馬は桜花賞で1番人気に支持され、なおかつ上り3Fも第一位だった。スターアニスは、オークスでも信頼できる桜花賞馬だと言えるだろう。





