競馬解読教室

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競馬を解読する
GIを中心に予想します。今週は京成杯オータムHです!

 今年の新潟記念は12頭立て。前走七夕賞で①②着したレッドラディエンスとキングズパレスに人気が集中するかと思われたが・・・3歳牝馬ライトバックの参戦によって人気は意外と割れ気味。配当的に、なかなか面白いレースになったと思う。本命は◎キングズパレスだ。通算{4・10・2・3}という安定株であり、特に左回りだと崩れない{1・6・0・2}。なかなか勝ち切れないものの、恐らく、左回りの芝2000mはこの馬にとってベストの舞台だろう。斤量は前走七夕賞から据え置きの57キロ。当面のライバルとなるレッドラディエンスが今回は1.5キロ増の58.5キロを背負うため、今回はキングズパレスにとって大きなチャンス。今回逃げるアリスヴェリテは、Hペースで引っ張るタイプの逃げ馬だけに、キングズパレスにとっては展開も絶好だろう。上りがかかる展開になれば、この馬の差し込みが決まるハズだ。この馬の初重賞制覇に期待したい。

 相手本線は〇セレシオンだ。新潟{2・1・1・0}というコース巧者。新潟記念はこの手の「新潟しか走らない一発屋」の好走が目立つタイプだけに、この馬は新潟記念向きだと思う。新潟記念の勝ち方を知っている友道厩舎だというのもいい。3番手は▲ジューンアオニヨシだ。開催最終日に行われる新潟記念はタフなレースになりやすく、2000m以上の長距離実績を持つ馬の好走が目立つのが特徴。この馬は芝2400mで3勝クラスを勝った長距離砲。重賞初挑戦となった目黒記念では崩れたが、OP2戦目となるこの舞台で一変する可能性がある。池添騎手が北海道からわざわざ駆けつけてきたように、陣営の勝負度合いも高い。以下は押さえの評価になるが、△レッドラディエンス、△ライトバック、△バラジまで。

(結果)

◎キングズパレス (③着 1人気)

〇セレシオン (②着 3人気)

▲ジューンアオニヨシ

△レッドラディエンス

△ライトバック

△バラジ

   

 

 

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 新潟記念の資金稼ぎは新潟2Rだ。幸い、今日の新潟は良馬場で競馬ができそうでなにより。良馬場なら、予定通り、本命は◎マキャベリーで勝負したい。前走の勝ち時計1.50.0(35.9=37.7=36.4:落差ー0.5秒)は、2024年の夏に良馬場の福島芝1800mで行われた2歳未勝利のデフォルトの1.50.0(36.1=37.9=36.0:落差+0.1秒)に比べて、テンが0.2秒速く、中盤が0.2秒速く、上りが0.4秒遅く、勝ち時計が0.0秒速かった。このレースの特徴は、前半3Fと中盤3Fが厳しい流れとなり、ラスト3Fで差し馬の末脚が殺されてしまったということ(①③着は先行馬)。その厳しい流れの中を動いて、3~4角で番手を上げながら、直線しぶとく差し込んできたマキャベリーはなかなか強い競馬っぷりだったと思う。外を回った分、最後はガス欠で止まってしまったが、道中のペースと展開次第ではこの馬が突き抜けていても不思議ではないレースだった。新潟の外回りなら、この馬を狙ってみる価値は十分。ゆえにこの馬が本命だ。

 ちなみに、このレースには現在3番人気に推されているマイネルボスという差し馬もいる。同馬の前走の勝ち時計2.02.2(36.1=50.0=36.1:落差+0.0秒)は、2021~2024年の夏に良馬場の新潟芝2000mで行われた2歳未勝利のデフォルトの2.03.2(36.3=50.2=35.8:落差+0.5秒)に比べて、テンが0.2秒速く、中盤が0.2秒速く、上りが0.3秒遅く、勝ち時計が0.1秒速かった。比べてみていただくと一目瞭然だが、このレースは、マキャベリーの前走と同じく、前半と中盤が速く、差し馬の末脚が殺されたレース(①③着は先行馬)だった。にもかかわらず、今回マイネルボスの評価を下げて、マキャベリーに本命を打った理由は、マイネルボスが直線だけの競馬にかけて差してきた②着馬だったから。マキャベリーはマイネルボスのような後方一気型の差し馬ではなく、道中で脚を使って負けた差し馬であったという点が、今回のマキャベリーの買いの材料。ゆえに、今回は”マキャベリー>マイネルボス”という評価を前提に買い目を考えてみたい。相手本線は〇リトルジャイアンツ。前走は福島芝2000mで逃げて②着。前走の勝ち馬がコスモス賞で惨敗したため、この馬の評価も下がっているのかもしれないが、前走の内容は素直に評価したい。末のしっかりした逃げ馬なので、新潟の外回りでも買えるタイプの逃げ馬だと思う。3番手はルメール騎乗の▲ヴァルキリーバース。以下は押さえの評価になるが、△サンカシグレ、△ガーンディーヴァ、△ポッドロワールまで。

(結果)

◎マキャベリー

〇リトルジャイアンツ

▲ヴァルキリーバース (①着 1人気)

△サンカシグレ (②着 6人気)

△ガーンディーヴァ

△ポッドロワール (③着 5人気)

 

 

    

 

 

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 今日の札幌は生憎の空模様。メインの重賞は重馬場での戦いになりそうだ。過去、札幌二歳Sが重馬場で行われたことはない(※不良は一度)ため、重馬場の影響をどこまで考えるべきなのか・・・その見極めが難しい。ではここで、参考までに、札幌二歳Sが良馬場で行われた場合と、稍重で行われた場合の時計・ラップを比較しておこう。重馬場の札幌二歳Sを予想する際に、参考になるはずだ。

良馬場

1.49.7(36.3=36.9=36.5:落差ー0.2秒)

稍重馬場

1・51・3(37.0=37.8=36.5:落差+0.5秒)

 

 稍重の方が時計が遅いのは当然として、注目したい点は、二つの場合を比較すると、上り3Fは馬場状態の如何に関係なく変わらないということ。換言すれば、馬場が悪化するとラップに差が出るのは前半3Fと中盤3Fであり、良馬場の時に比べると、稍重の時は前半3Fが0.7秒、中盤3Fが0.9秒も遅かった。恐らく稍重が重馬場になったとしても、この傾向は大きく変わらないと思う。ゆえに今年の札幌二歳Sでは、馬場の悪化による戦力ダウンの恐れがなく、なおかつ前半と中盤が遅くて、上りが速いような形のラップのレースに強い馬を狙いたいと思う。

 

 本命は◎ファイアンクランツだ。前走の勝ち時計1.50.5(37.5=38.0=35.0:落差+2.5秒)は、2020~2024年に重馬場の札幌芝1800mで行われた2歳新馬のデフォルトの1.52.8(38.5=38.3=36.0:落差+2.5秒)に比べて、テンが1.0秒速く、中盤が0.3秒速く、上りが1.0秒速く、勝ち時計は2.3秒も速かった!馬場を考えれば、これは出色の時計。末脚の伸びは抜群だったし、前走の内容はこの馬がNO.1だった。ドゥラメンテ産駒であり、このメンバーに入っても素質は上位。もちろん馬場も不問。混戦の今年の札幌二歳Sにおいて、軸として一番信用できるのはこの馬だろう。

 相手筆頭は同じドゥラメンテ産駒の〇アスクシュタインだ。この馬の前走の勝ち時計1.49.2(37.4=36.8=35.0:落差+2.4秒)は、2012~2024年に良馬場で行われたコスモス賞のデフォルトの1.49.8(36.7=37.4=35.7:落差+1.0秒)に比べて、テンが0.7秒遅く、中盤が0.6秒速く、上りが0.7秒速く、勝ち時計が0.6秒速かった。前走コスモス賞の逃げ方(前半と中盤をSペースで逃げて、上りの競馬に持ち込むパターン)を見ていると、この馬の逃げっぷりは重馬場の札幌二歳Sのペースに合っていると思う。今回は逃げ候補が4⃣頭いるが、おそらくこの馬が逃げると思う。たとえハナを切れなくても、アスクシュタインは馬場の外目を通って先行勢の外にポジションをとれるし、4角出口では先頭に立っているハズだ。

 3番手は▲マジックサンズだ。前走の函館芝1800mでの新馬戦は、4角で先行勢に取りつき、1列目からしっかり伸びた。時計は遅かったが、素晴らしい競馬っぷりだった。あの内容なら、OPでも通用する可能性が高い。馬場が不問なのも大きなアドバンテージだ。4番手は×ローレルオーブ!この馬は人気がないが、前走の内容が良かった。先行馬有利な展開で、後方から差してきて、そのまま突き抜けたのには驚かされた。ウインブライト産駒であり、馬場の悪化もプラスに働くハズ。この4頭の競馬だと思うが、最後の押さえとして、△モンドデラモーレ△トップオンザヒルを少々押さえたい。

(結果)

◎ファインクランツ (③着 1人気)

〇アスクシュタイン

▲マジックサンズ (①着 3人気)

×ローレルオーブ

△モンドデラモーレ

△トップオンザヒル

 

 

  

 

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 札幌二歳Sの資金稼ぎは新潟の6Rの3歳未勝利戦だ。数少ない芝の未勝利戦ということもあり、近走の成績の良い馬が集まり、人気も割れ気味。なかなか面白いレースになりそうだ。

 このレースのポイントは、残暑が厳しい中、厳しいローテーションで使ってきている馬が多いということ。勝敗の分かれ目は「上り目」や「上積み」にあるとみている。そういう観点から、本命は◎コキーヌとした。前走は今回と同じ新潟外回りのマイル戦に出走して②着。②着とは言っても、大差(勝ち馬と0.9秒差)の②着なので、あまり自慢はできない。その前走の勝ち時計1.33.2(34.8=24.3=34.1:落差+0.7秒)は、2022~2024年の夏に良馬場の新潟芝1600mで行われた3歳未勝利のデフォルトの1.33.9(34.9=24.2=34.8:落差+0.1秒)に比べて、テンが0.1秒速く、中盤が0.1秒遅く、上りが0.7秒速く、勝ち時計が0.7秒も速かった。つまり、このレースはレベルが高かったのである。レースは新潟外回りらしい上りの競馬となり、コキーヌは好位から末脚を駆使して、それなりに伸びてはいたのだが・・・。大差の②着に完敗したのは、単に勝ち馬が強すぎたから。他の先行馬や差し馬はしっかり抑えきっており、競馬っぷりは決して悪くなかったと思う。何よりこの馬はここまでキャリア2戦の若駒であり、未だ上積みが期待できるところが魅力。今回は他に強力なライバルも見当たらず、この馬の先行押し切りに期待したい。

 相手本線筆頭は〇ソルトブリーズだ。前走は長休明けで芝1200mに出走して⑥着。叩き台のにおいがプンプンする。1度叩いた今回こそが勝負だろう。元をただせば、この馬は昨年末から年始にかけて、強敵相手に戦っても掲示板を外さなかった実力馬。この相手なら、実力上位だ。また、脚質的に、今の新潟芝は合っているハズ。3番手は▲モデルニスモ。この馬も未だキャリア3戦で上積みがある。マイルに戻るのはプラスだし、鞍上戸崎騎手もプラス。以下は押さえの評価になるが、△キャンディレイ、△マンウォル、△メイパワーまで。

(結果)

◎コキーヌ (②着 2人気)

〇ソルトブリーズ (③着 6人気)

▲モデルニスモ

△キャンディレイ

△マンウォル (①着 1人気)

△メイパワー

 

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 この重賞は1番人気が強いことで有名なレース。ゆえに、安全策をとるなら、現在単勝1番人気に推されている、コートアリシアンから勝負するべきかもしれない。この馬の買い材料は、何といっても前走の勝ちっぷりが圧巻ったこと。なかなか大物感を感じさせる好内容だった。その前走の勝ち時計1.35.1(37.4=23.9=33.8:落差+3.6秒)は、2021~2023年の春の東京で良馬場の芝1600mで行われた2歳新馬のデフォルトの1.35.6(36.4=24.8=34.4:落差+2.0秒)に比べて、テンが1.0秒遅く、中盤が0.9秒速く、上りが0.6秒速く、勝ち時計が0.5秒も速かった。勝ち時計や着差(②着に0.8秒差)にケチをつけるところはない。ただ、一つ引っかかるのは、前走が差し馬向きの流れの競馬であり、②着以下を0.8秒もぶっ千切った、あの前走のパフォーマンスを見た目のママ受け止めるのは(=過信するのは)危険だということ。おそらく菅原騎手は、前走同様、馬群の外からの差し切り勝ちを狙うハズ。しかし、今の新潟のイン有利の今の馬場状態も加味すると・・・鞍上が前走のあの勝ちっぷりを盲信すると、少しアブナイかも知れない。Sペースからのヨ~イドンの競馬では、前走ほど切れない可能性もあるということ。

 ゆえに、本命は◎シンフォーエバーの方に打ちたい。新潟芝1600mで行われた新馬戦の勝ち時計1.35.9(36.9=25.7=33.3:落差+3.6秒)は、2024年夏に良馬場の新潟芝1600mで行われた2歳新馬のデフォルトの1.35.7(36.2=25.4=34.1:落差2.1秒)に比べて、テンが0.7秒遅く、中盤が0.3秒遅く、上りが0.8秒速く、勝ち時計が0.2秒遅かった。前半3Fがスローで流れたため、勝ち時計は平均よりも遅くなったが、上り3Fは速く、内容は決して悪くない。今回は同型不在であり、前走に引き続きハナを切ることができる可能性が高いところがミソ。インコース・内伸びの馬場を活かして、この馬の逃げ残りを狙いたい。この馬の不安材料は中間の「夏負け」。確かに追切は最後脚が上がり気味であっただけに・・・パドックと返し馬の動きには十分注意したい。対抗は〇コートアリシアンだが、後方から伸び切れず③着・・・というシーンも考えておきたい。3番手は▲ジョリーレーヌ。前走の勝ち時計は遅いが、着差がつきにくい超Sペースを後方から差し切ったのは能力の証。潜在能力を感じさせる前走の内容だった。以下は押さえの評価になるが、△スターウェーブ、△トータルクラリティ、△プロクレイアまで。

(結果)

◎シンフォーエバー

〇コートアリシアン (②着 1人気)

▲ジョリーレーヌ

△スターウェーブ

△トータルクラリティ (①着 6人気)

△プロクレイア (③着 5人気)