【毎日杯・追切評価上位の振り返り】

レース結果 ○×○○-

ファーヴェント(A80/7人気/4着)

―人気より走りはしたが、スタートでの軽いつまずきや枠もあって外を回し続けることになった少しもったいないレース。重馬場の適性についてはなんとも言えないが、少なくともこのレースにおいては現状の力を出せたと思う。左回りが合っていると見るならダービーのトライアルで考えるのもいいか?

 

ニュージーズ(B+77.5/2人気/8着)

―外枠がどうとかよりも、パドックで良く見えなかったので実際は仕上がりきっていなかったのかもしれない。まあまだキャリア2戦目だし、成長待ちでもいいか。

 

ベラジオボンド(B+75/4人気/3着)

―数字上はほぼ誤差だし太くは見えなかったので、とりあえず買いではあった。馬場もありスローになったら共同通信杯のような結果になる可能性は覚悟していたが、思っていたよりはペースが流れたので前走がスローすぎたせいと考えたほうがいいか。まあ今回はある程度の位置から置いていかれもしなかったので、力を出せばこれくらいは走るということだろう。一度は前に出たもののノーブルロジャーに差し返されているので、距離か坂か仕掛けの早さのせいかは考察の余地あり。

 

メイショウタバル(B+75/5人気/1着)

―ここまで走るとは思ってなかった。追切では少し遊んでいたので真面目ならもっと走るということでもあっただろうが、それでもこの着差は予想外。重馬場のはずなのに走破時計もいいし、乗り替わりはほぼ確定だが皐月賞に出られるなら面白い存在になると思う。馬場が渋ればなおのこと。

 

ノーブルロジャー(B+75/1人気/2着)

―やはり1週前にしっかり追っていたので軽めだったのだろう。ただ今回は勝ち馬が強すぎる走りをしたので、現状の実力については評価を保留したい。少し伸びが遅かったのは馬場のせいなのかどうかも考えておきたいところ。

 

 

 

【日経賞・追切評価上位の振り返り】

レース結果 ×○○×-

ボッケリーニ(B+保留/1人気/5着)

―仕上がりというよりも展開面の問題だと思う。大逃げがいたので自分から動いていかざるを得ず、アドマイヤハレーに釣られて少し早く動きすぎたところもあるかもしれない。少なくとも衰えてはいないと思うので、GⅠは荷が重いかもしれないがGⅡでなら引き続き。

 

アドマイヤハレー(B+75/7人気/6着)

―大逃げがいて道中ペースが緩んだタイミングだったので動くのは仕方がないと思う。とはいえ好走馬は中団あたりから我慢した馬が多いので、早めに動きすぎたと思う。人気よりは走ったが好走とも言い難いので、もう少し楽そうな相手関係の時に。

 

マイネルウィルトス(B+75/3人気/3着)

―やはり前走の逃げは失策だっただろう。こういうレースであればある程度は走ってくれる。脚を使えはしたが先着馬には劣る内容で、さすがに少し衰えてきているだろうか。目黒記念に出るなら仕上がり次第で考えてみたい。

 

クロミナンス(B+72.5/2人気/2着)

―枠もあり外を回り続けて脚が少し鈍ったところはあるかもしれないが、距離不安がささやかれていた割にはこの内容なので、もう不安はないと見たほうがいいか。GⅠ級だともう少し脚を使えてほしいところだが、少なくとも重賞を獲るチャンスはあるので期待していきたい。

 

シュトルーヴェ(B+72.5/4人気/1着)

―上手く乗ったかどうかはともかく、進路ができてからは鋭い伸びを見せた。ただこの感じだと東京のようなコースのほうがいい気はする。となると春天に出走するかはわからないが、京都の外回りも合うか……?

 

マテンロウレオ(B+70/5人気/4着)

―今までの中山での成績を考えればやったほうではあるが、大逃げが合っているかは微妙なところ。課題もありそうだし、噛み合えば好走あってもいいとは思うが狙いどころが読みづらそうで難しい。クイーンエリザベスSをやめて大阪杯、という報から日経賞になったので次走はどこにするのかわからないが、GⅠでは少し厳しくても噛み合えば見せ場は作れると思う。掛かるところもあったので春天に行くよりは少し距離を縮めてほしいというのは個人的な感想。

 

 

 

【マーチS・追切評価上位の振り返り】

レース結果 ○××○×

ブライアンセンス(B+77.5/1人気/6着)

―よくわからないパドックではあったが、それを置いておいても少し不甲斐ない内容。もう少しゆったりと回れるコースのほうがいいのだろうか。一息入れて成長を促してもいいのかもしれない。

 

キタノヴィジョン(B+77.5/9人気/4着)

―前有利ぎみだったことや人気を考えればよくは知ってはいるが、もう少しスムーズに動けていれば3着まではあったかもしれない。成績的にはもう少し渋ったほうがよさそうなので、それも込みで向くようなタイミングがくれば好走あっても。

 

キタノリューオー(B+77.5/5人気/12着)

―こちらのキタノは人気より大きく凡走。内枠から外に出すのは仕方がないとして、そこから外を回り続け、勝負どころで置いていかれ見せ場という見せ場がなかった。おそらく師走Sのように乗りたかったのだと思いたいが、今回は例年に比べて時計が速い決着だったので時計がかかる馬場のほうがいいのかもしれない。

 

ヴァルツァーシャル(B+75/7人気/1着)

―ミトノオーが気持ちよく逃げていたのもあってか先行馬が少し早めに動き出し、余裕ができたスペースを狙ってスッと外に出してきた。外に出し始めてきたあたりで前にいたラインオブソウルが内にササっており、内にこだわっていたらブレーキを踏んで凡走もあり得たので、結果論でもあるが完璧なタイミングだったと思う。そこからいい脚を使って差してきたし、評価したい内容。

 

ダノンブレット(B+75/11人気/7着)

―スタートで後手を踏んだのもあるが、やはりハンデとはいえダートで格上挑戦は少し荷が重いと思う。とりあえずOP入りを果たしてから。

 

ミトノオー(B+70/4人気/2着)

―馬場の恩恵も多少はあったと思うが、馬体は成長分と見たほうがよかっただろう。並の馬相手なら逃げ残ってそうな内容なので、条件さえ向けば中央重賞でも。

 

ペイシャエス(B+70/2人気/3着)

―パドックではよく見えたし、先行馬が少ないこともあってか外枠からでも比較的楽に位置を取れたので力は出せたと思う。内枠であればあるいはと思うような内容だし、前走は休み明けの叩きだったと考えれば前走より状態もよかったのだろう。勝ち馬が強かったので相手を選ぶかもしれないが、今後も見せ場はあるはず。

 

 

 

【高松宮記念・追切評価上位の振り返り】

レース結果 ×××○○

ルガル(A85/1人気/10着)

―コースや重馬場もあるかもしれないが、今回ばかりは進路取りのほうが大きい。マッドクールの外について回れていればまだ上の着順だったはず。これで4歳世代は弱いと決めつけるのは早計なので巻き返しを待つ。

 

ウインマーベル(A82.5/8人気/12着)

―おそらく最後の直線がイン有利であることを承知の騎乗だったとは思うが、枠もあってインに入るころには後方になりこの馬の持ち味を活かせなかった内容。実力を発揮できたとは言い難いので先行できそうな条件であれば引き続き検討する。

 

ウインカーネリアン(A80/11人気/4着)

―初の1200であることも考えれば上々の内容ではある。とはいえビクターザウィナーの外についたまではよかったが、そのビクターザウィナーが外に進路を求めた関係で外に出さざるを得なかったのは大きなロス。他に逃げ馬がいなければ1200でも戦えるとは思うが、国内は条件が少ないのでしばらくはマイル狙いでいいと思う。

 

ロータスランド(A80/12人気/5着)

―イン前有利の馬場と年齢を考えればよく走った結果。鞍上もわかっていてインに入れてきていたし、来なくても文句はない騎乗だった。ウインカーネリアンがスタート直後にやや強引に内へ入ってきたので少しダッシュがつかなかったこともあるにはあるが、ナムラクレアに上がりで劣っている以上は現状だとこれが精いっぱいだったというところだろう。これが引退レースなのでいいお母さんになってほしいが、ゴールドシップの相手として購入したはずなのにお相手もう15歳ですよ?

 

ソーダズリング(A80/7人気/14着)

―血統的には重馬場も行けると思っていたが、馬としてはあまり向かなかったか。少なくとも1400への短縮には成功していたので1200でも期待したいが、それは良馬場のときにすることにする。

 

マッドクール(B+72.5/5人気/1着)

―個人的には530前半までが適性体重だと思っているのでパドックも少し緩い印象だったが、馬場やコース適性はあるし進路取りもよく勝ちきった。今回はメイチを10とするならパドック込みで7.5くらいだと思うので、海外でもガレていなければある程度は勝負になるか。

 

ナムラクレア(B保留/2人気/2着)

―あの追切で評価は無理。レース内容もインが開いていた恩恵が大きく、前の馬がこぞってインに進路を求めていたらマッドクールと異なり進路なく着外もありえた。追切さえよければ評価するが、今回ばかりは展開が味方したと思う。

 

ビクターザウィナー(B+75/6人気/3着)

―正直言うと、映像の少ない海外馬で最終の動きだけ見て判断するっていうのも難しくないか?レースとしては鞍上が不慣れな面もあったか外に出していたので、内に進路を取ってナムラクレアが詰まっていたら2着まではあったと思う。勝ちまであったかと聞かれたら個人的にはなし。アウェーかつ香港と合致しないような条件で好走したし、ホームグラウンドでならもっと実力を発揮していいだろう。