オーディオの話の続き。

 

今や音楽のソースと言えばApple musicなどのダウンロードが主流かもしれない。

コロナ禍以前はレンタルCDを借りたり、中古CDなどを買ったりしていた。

コロナ禍で、いったん人の手に触れた物を使うことを躊躇するようになって、

過去に録音したソースか、Apple musicからの音源を聞くことが多くなった。

 

隠れ家を引き払ったときにさすがにレコードは廃却したが、

CDはまだ100枚以上ある。

レコードの時代からCDの時代への変遷を体験してきた身としては、

昨今のレコードブームはまったく理解できない。

レコードは面倒くさいし、メンテが悪いとプチプチとノイズが入る。

音楽ソースとしてはCDに勝るところはないと思う。

レコードにはCDに含まれない音が含まれていると言われることがあるが、

そんなの聞いてわからない。

どちらも同じように聞こえる。

 

実はいまCDプレーヤーを持っていない。

どうやって聞いているかというと、HDDビデオレコーダーについているDVDトレイにCDを入れて聞いている。

レコーダーにはアナログ出力があるのでCDのデジタル音源はアナログに変換されてアンプから音を出すことができる。

ちなみに僕が持っているマランツのアンプは完全アナログのものなのでデジタル音源の入力がついていないのだ。

 

しかし、CDは聴けるのだが、パソコンの中に入っているiTunesで録音したソースはアンプに直接入れることができない。

悩みどころである。

 

DAC(Digital Analog Converter)という装置をパソコンにつないで、デジタル音源をアナログに変換するのが正しいやり方である。

しかし、僕はDACを持っていない。安いのだと2000~3000円で買えるのだが、なんとなく気が進まない。

というのも、配線が増えるからである。

パソコンとかオーディオとかを組み出すと配線がどんどん複雑に絡まってくる。

 

そこでいまパソコンからアンプへはAmazonのecho経由でつないでいる。

echoはアレクサでおなじみのスマートスピーカーである。

PCからbluetooth経由でechoに飛ばして、echoからはケーブルでアンプにつないでいる。

bluetooth経由なのでたぶんDACよりも音は悪くなるのかもしれないけど、

僕の耳にはわからないレベルである。

幸いなことに。

 

しかし、心情的には、たぶん音が劣化してるんだろうなって思っちゃうので、

CDがある音源はできるだけCDで聴いているのである。

 

 

実は中華製デジタルアンプだと、直接PCから飛ばせるのだけど。

 

やはり、重厚なマランツのアンプで聴く方が気分的によいのである。

音の質は実質的に同じなんですけどね。

 

オーディオ機器には高価で重いことが必要なのである。