こんにちは、長沼慧です。
濃厚な一週間が早くも明日が最終日となりました。
今日はTSS新広島のアナウンサーが来てくださったり、版画家の積山ミサ先生がEGC展について掲載された新聞の記事を持って来てくださったり、嬉しいことがたくさんありました。



私が描く雲母壁面画(きらへきめんが)は2018年の夏に誕生した、オリジナルの技法になります。
雲母壁面画という名前をつけたのが2019年の夏になります。
一つ一つ試行錯誤しながら積み上げた長沼独自の技法で、楽園を描いております。

"水浴び 95×140mm"

今までこの様な作品は見たことがない、とお声をたくさんいただきます。
日本画の様にも見えるけれど、日本画ではなく、アクリル画の一つではあるけれど、普通のアクリル画でもなく、
色んな技法が詰まっているので"ミクストメディア"という言葉が当てはまりますが、
私はミクストメディアとはあえて呼ばず
"雲母壁面画"という新しい名前をつけました。


"kirin 直径140mm"

世間一般に浸透している"ミクストメディア"という名前にすれば、よく分からない技法で描かれていてもなるほどとなるかもしれません。
しかしこの描き方になるまで、本当に試行錯誤の連続でしたのできちんと名前をつけてあげたい!という思いがあり、誕生から一年後を得て雲母壁面画という名前になりました。


画面では中々雲母の輝きや絵肌の質感が伝わらないかと思います。

雲母による煌めきだけではなく、背景にはスパッタリング技法を用いて作った色の粒子がのっています。それをつくる際は呼吸を調えて、絵に全神経を集中し一つの宇宙を創り上げるイメージで、絵の具をつけたブラシを弾き飛ばします。それで出来上がった背景は星々の様な背景になります。

是非作品を手にとって、じっくり観ていただけましたら嬉しいです。

明日は17時までの開催となります。
日曜の夜から配置換えをしましたので、また会場の雰囲気が変わりました。
より広く照明が明るい場所へとなり、本来の雲母壁面画の作品がよく引き立つようになりました。

会場全体の説明動画はこちらになります。
矢澤みずき先生とナンシー諸善先生にご紹介していただきました。私のところは4分15秒くらいのところからになります。
https://m.youtube.com/watch?v=2KlFOT6Sank&feature=youtu.be

明日は17時まで
どうぞ宜しくお願い致します。

"オアシス F8号"

"楽園 F8号"

 ●第24回 EGC展 (イレブンガールズアートコレクション)のご案内会期:2020年1月30日(木)~2月5日(水)時間: 最終日は17時に閉場会場:福屋八丁堀本店 7階 美術画廊在廊日:全日程