EGC展3日目終了致しました。
今日もたくさんのご来場ありがとうございます!
お差入れやお土産もありがとうございます。
みんなで美味しくいただいております。

本日ご紹介する作品はこちら

タイトル 『港の音』
サイズ 165×240mm
技法 雲母壁面画 
価格 60500円

私の作品の中でも珍しく横浜港の風景画を描いた作品です。
私は画家活動する前、鍼灸師として2013年に世界一周するクルーズに乗船しました。
毎日変わる海や空、様々な国のスタッフとの交流、異国の地でのカルチャーショック。夜は毎日天の川鑑賞。楽しいことがたくさんありましたが、やりたかったことができていないことへの心の穴は埋まりきれませんでした。
毎日綺麗な空と海を眺めながら画家になれますようにと願ってばかりいました。
こんなに仕事で世界一周といういい経験をさせてもらっても、私の心は常に絵にあるのだなとクルーズに乗ったことで気がつくことができました。
そしてその経験がきっかけで乗船後は鍼灸師を辞めて、画家として生きることに決めました。
そのクルーズの出発地点となったのが作品の舞台となった『横浜港』になります。
『港の音』という作品のタイトルの中には、波の音だけではなく船のエンジン音だったり、風が吹く音も含まれています。
船のスタッフは下層の船室をあてがわれますが、窓のない部屋に始終エンジン音と振動が響きました。それは長い船上生活の上で時に騒音だったり、時に子守唄となりました。
この作品を描く際、横浜といえば横浜港と決めて夜に取材をしに行きました。
狙ったわけではありませんでしたが、そこには煙突から煙を吹いている飛鳥2が寄港していました。
私の乗った船とは違いましたが、暗い海を照らす船からの光があの船上生活を思いおこし、懐かしさで胸がいっぱいになりました。
そんな画家として生きる決意させてくれた場所を、心を込めて描きました。
是非実物をご覧ください。
明日はギャラリートークがございます。
是非楽しみにご来場いただけましたら幸いです。

●第24回 EGC展 (イレブンガールズアートコレクション)のご案内会期:2020年1月30日(木)~2月5日(水)時間: 最終日は17時に閉場会場:福屋八丁堀本店 7階 美術画廊在廊日:全日程 ■ギャラリートーク 2月2日(日) 午後2時より展覧会場にて