母親の関わりで
子供の摂食障害を完治に導くカウンセリング
心と感情に寄り添う 心理カウンセラーAi です。
そして、お母様であるクライアントのH様もまた同じ年月を共に苦しんで来られました。
昨年初めてお会いした頃のH様は、いつも眉間にシワをよせて困った表情でお嬢様とのことをお話しされていました。
でも最近は、いつも穏やかで和かな表情でお話ししてくださいます。
その穏やかな表情に毎回私も癒されているくらいです
長い年月をお嬢様の拒食症と向き合いながらも、H様の心の中には
私だってこんなにがんばっているのに!
という思いと
私が変われないから娘も変われないんだ…
という気持ちで
ずっとご自分を責めながら
もっとがんばらなくちゃ、もっと もっと!
とご自分に言い聞かせながら闘っていらしたのです。
でも、どれだけがんばっても出口が見えて来なかった…
本当にお辛い日々だったと思います。
初めてお会いした頃のH様は、常にお嬢様のことばかり考え、お嬢様のことで頭の中がいっぱいのご様子でした。
それを感じた私は、
もっとH様ご自身のことにも気持ちを向けてみませんか?
おひとりの時間も大切にしてみませんか?
とアドバイスさせていただきました。
そして、勇気を出して少しづつ行動に移されました。
H様ご自身のこれからの人生のことを少しづつ考えるようになって、今ではご自身の人生を楽しみながら色々行動をされていらっしゃいます
H様の今年の漢字一文字は、昨年の私の一文字と同じ
「挑」
「挑戦」という文字にしたいとおっしゃっていました。
色々なことに挑戦して行動する!
と心に決めて「挑」にされました。
そして、来年にはそれを
「満」
「満たす」にしていきたい!
とハッキリと先の目標も自ら決めていらっしゃいます。
以前のH様とは、今は全くちがうエネルギーを感じます。
ハツラツとして、前を見て、優しさの中に強ささえ感じます。
なぜH様が穏やかで和かな表情になったのか?
それは、H様ご自身の人生を楽しんでいらっしゃるから。
他者のためだけに生きているのではなく、ご自身の人生を生きようとされているからだと思います。
ちょっと想像してみてください。
子供の目線から母親を見て、
自分を無くし、他者のためだけに尽くして いつもイライラしている母親と
まず自分を大切にしながら楽しそうに力強く生きている母親と
どちらが子供は嬉しいでしょうか?
どちらの母親に安心感を感じますか?
どちらの母親なら 自分は自分の人生を自由に生きていいと感じると思いますか?
母親が自分の人生を自由に生きるとは、ただ子供を放任するのとは違います。
子供へのお手本として、
人生とは自由で楽しいもの
と母親が見せてあげたらいいのですね。
母親が笑顔で自分の人生を楽しんでいたら、子供も自分の人生を大切に生きる勇気が湧いてくると思いませんか?
幸せな人生を自ら選び
幸せな人生を歩むお母さんの姿
素敵だと思います。
長い間、ご自宅で家事のお手伝いをされていたH様のお嬢様が
最近は、より積極的に外で働くことを考えはじめ、前向きな気持ちを持ちはじめていることを感じていらっしゃるそうです。
お嬢様は、長年かけてお母様に
もっと自由に楽しく生きて
というメッセージを送り続けてくれていたのかもしれませんね