8月に入りました。

今年は家の方が忙しく、職場での昆虫関連のイベントは減らしていたのですが、それでも準備が大変です。

また、後から出張での観察会の依頼や、標本作成教室の依頼などが入ったので、その準備にも追われました。

観察会は先日、大変楽しく終えることができました。

子どもたちの積極性に助けられましたね。


夏休み前には今年で3度目となるカブトムシのイベントも。

カブトムシの標本展示。
珍種はありませんが、世界各地のカブトムシ Trypoxylus dichotomiusを集めた展示はマニアックだと思います。

自身の中では、職場で自身の標本を活用したイベントをやるのは今年が最後と決めています。準備が実家でしか出来ないため、妻に大迷惑をかけるのです。



…とまあ、そんな事を言っておきながら、今日は『インセクトポート東京』という即売会に行ってきました。昨年くらいから始まったんですかね。多分3回目ですが、行くのは今回が初です。

先行入場の割りかし良い番号を取っていたので、余裕…と思ったのもつかの間、マジで開場からしばらくは戦争のようでした。

とりあえず、欲しいものをなんとかお伝えして取り置いてもらい、空きスペースを見つけに避難…ありゃヤベェです。


気を取り直し、いつも通販でお世話になっているDiggers&Rollersさんにて、初めに唾つけさせていただいたもの等購入…

超お忙しい中、色々とお話もさせていただきました。


Heliocopris sp.? 

大まかな形態はH. hamiferに近いのですが、hamiferの頭角が左右1対突起状なのに対し、本個体群は1本比較的しっかり伸びます。また、胸角から下向きの突起がちょこっと出ます。さらに胸角基部の形状も異なります。


以前、フランス人からオファーがあったのですが、円安が酷く買えなかったのです。

H. furcithoraxでも同様の突起が出る個体がいます。そのタイプを持っていないので比較ができませんが、hamiferとfurcithoraxの中間のような変わったHeliocoprisです。



インセクトポートは若手セラーが殆どで、活気がありました。

こうした新たな即売会が立ち上がるのは、とても喜ばしいと思います(他力本願)。