同部屋さんたち。


私の病棟の入院患者のイメージは同部屋の患者は仲良くなるイメージだった。

しかし、コロナの影響か個人情報の影響か同部屋さんの顔を見ないまま退院することもありそうだ。


私の場合、一人だけお顔を見た。入院日が同じ患者だ。一緒に病棟へ行き同じ部屋に入院。


あとはカーテンで仕切られプライバシーが守られていた。


唯一、産婦人科入院で来た人ではなさそうなおばあちゃんが私のお隣さんになった。

そのおばあちゃんはトイレをするのもナースコール。喉が渇きを癒すためにもナースコール。身体を拭く蒸しタオルを取ってきてもらうのもナースコール。常にナースコール。夜中も何度かナースコールしていた。また、ご飯を食べ30分後にはイビキが聞こえた。私よりもよく眠るおばあちゃん。

携帯電話ももっており、ベッドの上でご家族に電話。看護師さんに言われたことが上手く伝わっておらず、伝言できていない。ある程度、高齢になったら家族が話を聞かないと上手く伝わらないようだ。


看護師さんとおばあちゃんのやりとりはコントのようで面白かった。


耳の遠いおばあちゃんVS看護師さん

エピソード①薬

おばあちゃんは飲み薬がいくつかあるようで、その中に食後の薬もあった。薬は看護師さんが管理。

食後30 分も経たず寝るおばあちゃん。

看護師さんが食後の薬を持って来るもおばあちゃんはイビキをしながらスヤスヤ寝ている。

看護師さんがおばあちゃんを叩き起こす。

看護師さん「〇〇さんお薬まだ飲んでませんよ。」

おばあちゃん「そうだったー。」


エピソード②近くいる看護師さん

おばあちゃんは同じ入院部屋に看護師さんがいるにも関わらず、ナースコール。

きっと耳が遠いのか看護師さんいるのがわかっていない。

毎回、近くいる看護師さんがどうして!?といたった感じでおばあちゃんの元へ。

だいたい、おばあちゃんはトイレ。


エピソード③ナースコール

おばあちゃんがナースコールを押す。

看護師さん「どうされましたか?今すぐ行きますね」

たぶんもう看護師さんと繋がってない。

数秒後

おばあちゃん「ちょっとトイレ行きたいの」

噛み合わない。

こんな会話が何度もあってコントのようだった。