こんにちは。治療現場よりサイモン山田です。
サイモンプレミアムテープ開発経緯、完結編です。
とはいえ2回で完結なんですが(苦笑)
テープ開発と言ってもですね、ハッキリ言って自分のチカラなんてホントに少ないんです。
サイモンプレミアムテープのリリースまで辿り着いたのは「製作に携わってくれた方々がいるからこそ」なんです。
それは痛いほどよく理解しています。
そもそも一介の治療家が作れるほど、テーピング製作はカンタンではありません。
今回なら何を作るのか?のアイデア出しからスタート。
デザイン、生地、粘着、配合物、裏紙、パッケージング、封入などなど。
カンタンに書けばこのくらいだけど、各セクションで何社も関わっています。
会社の数、そして関わった人数にしたらどれだけになるのだろう???
アイデア出しをしてから試作が上がってくるまで、ボクの出番はありません。
ただひたすら進行状況を伺い、出来上がってくるまでは手の出しようがないですからね。
試作が上がってきてからテーブルテストをしますがここからがボクの出番です。
モニタリングをし、モニターから声をもらうのはボクの役割になります。
ここで自分で自分に貼るのはもちろんのこと、患者さんの協力、仲間の協力、家族の協力を得ながら「ダメ出し」をしていくわけです。
もちろん評価してもらえる部分はありますが、むしろ「ダメ出し」が大切で、その声があるからこそ「もっといいもの」が出来上がってくるようになります。
効果効能は当たり前で、カブれるカブれない、使い勝手の良し悪し、そのあたりまで踏み込んでやっていくことは、ボクが現場で患者さんに使うことが一番なんですね。
患者さんの喜びは製作に関わる人たちの喜びにつながります。
ボクはその声を極力製作に携わる方々に伝えています。
売れているか売れていないかはもちろん大切ですが、患者さんの喜びの声を届けることも同じかそれ以上に重要だと考えているからです。
作ってもらったら終わり。
これでは寂しいし、携わる方々のおかげでボクは現場で喜んでもらっているわけですからね。
ものづくりって本当にシビアな世界です。
今回の開発でよくよくそれが分かりました。
製作する方々にとってはホンの少しのミスも許されない。
しかもそれが当たり前らしいです。
ひとつのミスで一気に信頼を失うそうですから。
なんてシビアな世界なのかしら。
もちろんボクらの仕事、治療もミスは許されないんですけどね。
結果として「商品=テープ」が動くわけですが、ここまで人が関わるとは想像以上でした。
まずは患者さんに喜んでもらえるように。
そしてもっとテープの良さを広めていって、製作に関わった方々にも喜んでもらえるように。
今回のテープ開発で感じたのは、結局は人なんだな〜ってことですね。