こんにちは。

東京都文京区本駒込・やまだ整骨院の治療家、
テーピング伝道師、サイモンこと山田敬一です。



【捻挫がクセになる理由とは?完結編】



全5回にわたり書いてきた、捻挫がクセになる理由。

今日が完結編です。


理由⑤身体の使い方がヘタ


こう書くと、かなりキツイ書き方ですね、申し訳ない。


実は身体の使い方がヘタな理由は、大きく2つに分けられます。


(1)物理的に身体が動かない

(2)動き方において、頭と身体がリンクしていない

(3)身体の動かし方にクセがある


⑴について。

いわゆる身体が硬かったり、元々関節の動く範囲が狭いタイプです。

例えばストレッチ運動などで改善するケースも多いです。

しかし、身体が硬くて、今まで偏った身体の使い方をしている場合、

ストレッチなどで、身体が柔らかくなったり、関節の動く範囲が広くなったとしても、

ケガが再発する可能性は、そこまで低くはなりません。


身体が柔らかくなった時に、それと同時に今までの動き方をアジャストする必要があるんです。
(これに関しては文章じゃ伝えきれないので、あえて書きませんが)

それが出来なければ、捻挫のクセという観点においては、そう大差はありません。

治療現場での経験上、そう思います。



⑵について。

身体の状態がうまくいったとしても、厄介なのが、この部分です。

誤解を恐れずに言えば、運動神経や反射神経がよくないタイプ。


これは難しい。

ただ鍛えようはあります。

それは「イメージトレーニング」です。


スポーツ選手がするような、イメージトレーニングではなく、

単純に自分がしっかり歩く、走る、止まるなどのイメージ。


例えば、歩き方のコツとしては、

「歩く時に、足の親指に力が入るように歩く」

この歩き方が僕はいいと思います。

これを、頭でイメージしてみる。


どう?イメージしてみましたか?

これで歩いてみた時に、そのままキレイに歩けたら、頭と身体が一致している状態。

フラフラしたりするようなら、うまく一致していません。

だってこの歩き方、難しい歩き方ではないですからね。


(1)(2)ともに言えることは、訓練しだいで、練習しだいで、何とかなる!ってこと。


僕自身、元々は運動神経が悪いです。ハッキリ言って。

訓練や練習で何とかしてきたタイプ。

それプラス、動けるイメージと頭が一致してくれば、身体もしっかり動くし、風邪もそうそう引かない。

人間なんて、訓練しだいで、ある程度のことは何とかなりますから。

超一流のアスリートになれるわけではないけどね。



(3)について

身体の動かし方にクセがある、ということは、身体そのもののバランスが悪い。

だから同じ方向に体重がかかってしまえば、同じ場所を故障しやすい。

これはトレーニングだけで解決するのは難しいです。正直。

まず、身体がどんな状態でバランスが悪くなっているのか?

を見極めなければ、適切なトレーニングができないですからね。


・・・・・。そんな方は一度、身体を診せて下さい・・・。

売り込みになってしまうので、言いたくないセリフではあるんですが。

でも、中途半端なトレーニングをして、結果が伴わないのは、ね。



今回は、捻挫がクセになる理由は?

ということで書いてきましたが、やることをしっかりやっていれば、クセにはなりません。

ケガなど、アクシデントは別。

僕が経験した「アキレス腱断裂」なんて、防ぎようがありませんから。

防げるものについては、防いだほうがいいでしょ?っていう意味ですからね。



この捻挫グセについて書いている途中から、書きたいことがたくさん出てきました。
次に書くのは、「身体の使い方」について。
これは、スポーツ・仕事・生活、全てに関わることですから、必見ですよ!