朝11時にメイクに入り、美奈子さんのマジックにかかって変身。
りょうぜのお祭りへ。
paさんにご挨拶に行く道すがらたくさんの方に声をかけていただいた。
けいちゃん!痩せたろ?!
けいちゃん!演歌はあるね?!
けいちゃん!今日りんくんたちは?!
けいちゃん!ブログ見よるよ!!
私は、ここのお祭りが大好き。
その大好きの理由の一つに、はるよちゃんという看護師さんの存在がある。
私がパニック障害で苦しかったあの頃、すごく親身になってくれて、イベントにも足を運んでくれた看護師さんだ。
はるよちゃんが暮らす町のイベントなの。
いざステージに上がると、やっぱり!
はるよちゃんが大きく手を振って、けーいちゃーん!!って言ってくれた。
私はそれだけで、泣きそうになる。
青空。
雲一つない。
黄金色のビールをみんなごくごく飲んでいる。
日焼けを気にしながらも、みんなステージを見てくれた。
ビールのうまかごたー!!とmcで話した。
もちろん「このあと合志町に歌いぎゃいかにゃんけん飲まれんですもんね」と続けて。
でもノリノリでビールをステージに持ってきてくれるイケメン。
嫌な顔ひとつせず、最前列のおじさまにプレゼントしてくれる男前。
昔は「俺のビールが飲めんとや!」と福岡で絡まれて、泣く泣く宿をとり、朝まで飲んだこともあったな。
でも時代がかわり、もうそんな人はいない。
アンコール。
満月の宿。
たくさんのお客様の中にちらほら口ずさんでくれている方を見つけた。
ありがたい。
わざわざ色紙を持ってきてくれた方。
マジックをお断りして、マイ筆ペンでサインした。
筆ペンを持ち歩くのは、演歌時代の名残だ。
サインの最後には、必ず楷書で名前を書く。
いつの時代の苦労も、笑い話になり
いつの時代の悔しさも、血肉になった。
みんなに感謝するのはもちろんだけど、これまでの自分にも感謝しよう。
そして、未来の自分に恥じない生き方をしよう。
いつか、今の私の暮らしを懐かしみながら
今の苦しみを糧に出来たと笑おう。
辛いことのあとにくる、面白いことが待ち遠しい!!