不自由の中にいる自分

知った時から

嫌な顔して 僕を見つめてる


白い液体だけを飲みながら

明日を祈った


奈落 未来 来来

足掻いて自由な自分を

覚えたかった

飼い殺される現在に

死んで欲しかった


憎しみを隠して

偽る自分を覚えた

合わせる仮面を学んで

心は虚に死んでいった


底の方で 希望的観測

とても幸せな夢を

いつも膨らませて観てた

とても早い速度で

巻き戻らない速度で


白い液体を飲みながら

都合よく壊れて可笑しくなる

自分を少しでも殺したかった


作り笑いの奥で冷たい

青い花が咲く

紫色の点滅を潰していって

仄暗い底から溢れた

上に伸びる光の糸で

ぶら下がれば

僕の希望は吊られて心地よく

ゆらゆら

揺れている事でしょう


固まって

あなたが息を止めてから

あの日の自分は何処かに行った

帰らない旅に出た

降り積もる あなたの痛み


忘れずに刻むかの様に

浸透した あの頃

そんな自分が底で手招く

とても嬉しそうに笑いながら


奈落 未来 来来

結んだ糸で 上から眺めてる

見上げる僕は声も出せない

身体も動かない


不自由な所で飼い殺されている

自分を 一刻も早く

救いたかった

殺めてあげたかった


白い液体を飲みながら

明日を祈ってる君へ