『徒然草』百十七段
「友とするに悪き者、七つあり
一つには、高く、やんごとなき人
二つには、若き人
三つには、病なく、身強き人
四つには、酒を好む人
五つには、たけく、勇める兵
六つには、虚言する人
七つには、欲深き人」


病気知らずのために長年

兼好くんのいう"友とするのにヨロシクない者"の類に分類されてきたけいあゆだったが、

昨年末、
病気ではないが骨折で初の手術、入院を経験し

"友としてやってもいいかも…"
くらいにはなったところだ。


だが実のところ
入院患者たちの多くは

自分の痛み苦しみを訴えるのに懸命で

他人のそれには無頓着だったり


それどころか

苦痛のウメキ声にウルサイと腹を立てる人もいて


それぞれが自分の苦痛と向き合うのに精一杯とさえ見えた。


病いの経験は

必ずしもひとを優しくも豊かにもしない。


それが7週間の入院生活で知ったことだ。



そもそも
病気知らずは思いやりに欠ける
というところから
兼好くんの言は生まれたのだろうが

経験しなければその苦しみはわからない
というのは
人間の知性や想像力をあまりに軽んじているように思う。


友人が
脳の病気で障害を負ったご主人と共に生きている。

逆に
自身が脳梗塞の右半身麻痺で
ご主人や息子さんたちに援けられながらも
彼女らしく強く生きている友人もいる。


そんな障害を負ったひとの気持ちを忌憚なく伝えてくれる一冊がある。

これは母の介護に携わっている頃に
京都のK先輩から紹介された本、

もし今、身近に障害を待つ人がいて
その彼や彼女がどういう思いをしているか
少しでも知りたいのならば
読んでもらいたい一冊だ。







内容紹介(「BOOK」データベースより)

脳出血に倒れ、左片麻痺の身体で驚異の回生を遂げた社会学者・鶴見和子と、半身の自由と声とを失いながら、脳梗塞からの生還を果たした免疫学者・多田富雄。病前、一度も相まみえることのなかった二人の巨人が、今、病を共にしつつ、新たな思想の地平へと踏み出す奇跡的な知的交歓の記録。



私たちには

たとえ病いの経験がなくても

それを想像し思いやる知性があって

その扶けになる書籍もある。


兼好くんとは

相通じるところが多いが

この点だけは異論ありである。




うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ


さて

骨折からはすっかり立ち直ったけいあゆ


膝の屈曲率の関係で正座はできないし

6センチ以上のピンヒールはまだ控えているが


歩くことには不自由はなく

7000歩の往復を楽しみながらジムにも行く。



雑穀ご飯のおむすびなどで軽く腹ごしらえして




眩しい光の中を行くと

ついこの間までホタルブクロが所得顔だった場所にムラサキツユクサが咲いていた。




さらに行くと

木槿の花も今が盛り。









木槿とよく似た芙蓉の花と見分ける方法を

かつてブロ友さんから教わった。



ご興味があれば過去記事をどうぞ。





さて小一時間ジムで汗を流して



立ち寄ったのは西永福のカフェ。


酸味のある方のフレンド珈琲と

オススメのグレープフルーツのムースをいただく。


ラムレーズンのアイスクリームのつもりだったが

コチラに変更してよかった。


アイスクリームはいつでも食べられるが

ケーキはすぐに売り切れてしまうからだ。




窓の外にはオリーブの木、

葉は元気に茂っているが実は付いていない。




我がマンションの

オリーブ(博士)老人によれば


オリーブは

二種以上のオリーブ

を植えなければなかなか実らないそうだ。


パティオの13本には

それぞれに名札がつけられていて

幾種類かのオリーブが混在している。


その他、剪定や肥料など

折に触れて適切なケアが必要らしい。


多い年には50kgもの収穫があるが

それはオリーブ老人の知恵とお世話に依るところが大きい。



水やりボランティアは

今年は希望者が多かったようで


私の担当は三日間だけ。

それでも今年はやる気満々だ。




晩ごはんに

茄子の味噌炒めを作り




ニラ玉汁と雑穀ご飯をよく噛んで食べたら
もうお腹いっぱい。



実は酢の物など添えようと思っていたのだが

食べられそうもなく


まさに一汁一菜ごはんになった。




そして今朝は

ちゃんとお腹が空いて


オイコスヨーグルト1/2に

バナナ1本、ブルーベリーやナッツも散らして

オリゴ糖シロップとMCTオイルをかけて。









お昼には

ベーコンとほうれん草の巣ごもり卵と

全粒粉のマフィンを

たっぷりのニューサマーオレンジマーマレードで。




飲み物はoisixの蜂蜜林檎酢。






水無月祓えの茅の輪くぐりはしないままだが


こんなごはんに支えられて

ともかくも元気に過ごしている。


そろそろおやつ時、

さて何を食べよう…