地下鉄を降り
住宅街のひと気のない道を辿って
漂うクチナシの香りの在処を訪ねたり
早くも咲き初めた萩に
その満開の見事なさまを思い重ねたり…
小さな公園に格好の木陰を見つけ
昨日から読みかけてどうにも止まらなくなった本を読んでいると
やがてアリンコが腕をはい始めました。
此処はどうやら読書室には不向きのようです。
再び
クルマのほとんど通らない裏道を行きます。
森閑とした小道の先にふふ京都の裏口、
そして瓢亭が見えてきました。
かつて訪ねた時はクルマだったので
ああこんなところにあったのね、という感じ。
歩いて初めて知ることもありますね。
そろそろお茶でも…
山形有朋の別荘だった無鄰菴
こちらのカフェは庭園の鑑賞が前提。
写真だけお願いしてまたの機会にしました。
東京の名園椿山荘も元は山形有朋の別荘、
明治の政治家にも
私財を肥やすことにかけては
裏金作りに躍起になる現代の政治家より何枚も上手の方もあったようで…
そしてふふ京都
門前のボーイさんに
ランチに空席があるので予約ナシでも…
と勧められましたがパス。
実は
ランチには
お目当てがありまして…
コチラです。
涼しい店内でいただくのは
牛肉と九条ネギたっぷりのバーガー、京クラシック。
山椒風味のポテトとオリジナルドリンクのセットで1,800円。
どうやらカラダがお肉を欲していたようです。
それは期待以上の美味でした。
ひと味違うポテトもペロリ。
元気チャージしてまた歩きます。
南禅寺は緑の中、
人もまばらながら
訪う人のほとんどが外国からの観光客、
同胞はほとんど見当たりません。
"睡蓮"の誘いで
天授庵を訪ねてみると
桔梗が出迎えてくれました。
枯山水の庭を眺めるのも全て外国人。
縁に寝転んで休む姿も多く見受けられました。
睡蓮の池を巡って
しばし暑さを忘れます。
外国人たちの関心事はもっぱら鯉たち。
ケタタマシイ動物たちの声を聞きながら
京都動物園と京セラ美術館の裏手を行きます。
月曜日の岡崎はひともまばら。
美術館はじめ大半の施設や店々が休みだからですね。
あの(悪趣味な)金色の像の背中も見えてきました。
岡崎ロームシアターのスタバで
ひと休み。
此処は月曜日でもやっています。
ホテルのバーで夕べのひととき。
