スライスした林檎、ゴルゴンゾーラチーズ、
ナッツ類、ドライフルーツ、蜂蜜。
林檎もチーズもナッツ類もみーんなまとめて
ダノンと解析されてしまった。
「違うの、コレはね…」
とITに説明し正す術はなく
認知症の母の口癖を借りて
「そういうことにしときましょ」
と独りごつしかない。
お昼には
野菜消費のラタトイユを作った。
ズッキーニ、玉ねぎ、パプリカ(赤、黄)、トマト、ニンニクのシンプルなラタトイユである。
冷凍してあったフランスパンを添えて。
上出来のラタトイユに白ワインを一杯。
またもやうふふ…である。
ラタトイユくらい知ってるよね
と思ったが
ITくんの分析は…
何をどう見たら卵サンドやアスパラガスが出て来るのか⁉️
ジュリアンスープって野菜入りのコンソメじゃなかったっけ❓
そしてワインはお目こぼしらしい。
晩ごはんも分析お願いすると
驚くべき結果が出てきた。
わけのわからない料理名が並ぶ。
そうじゃないのよ、と伝える術はない。
どうやらこのITくんには
けいあゆの料理は
理解不能なシロモノであるらしい。
確かに冷蔵庫整理を兼ねての
行き当たりばったりごはんだし
サラダにはアボカド始め雑多な野菜が入っているが
ブロッコリーも筍も鶏肉も入っていない。
サラダだけではちょっと物足りなくて
塩パンにハムとトマトを挟んだサンドイッチを足したが
パンもハムもトマトも分析されていなかった。
このITくん
アタマ悪いんじゃない⁉️
当然のことだが
このデータを元にした
栄養士さんのアドバイスなるものも全くの見当はずれ。
５１点なんて点数には
意義あり‼️
ということで
一週間のお試し期間を待たずに
このサイトは却下である。
面倒でもまだまだ
自分のアタマで
自分の栄養と健康管理をすることにしようと思う。
旅支度で半衿つけをした。
苦手な縫い物も着物着たさに頑張る。
思った通り選んだ着物にもよく合うようだ。
もう一枚持参予定の紋紗の着物の帯合わせもしてみた。
紫式部の歌をアレンジした一本は
京都のニ鶴工芸さんの作品。
工房にお邪魔して見せていただき
一目惚れしたものだ。
写真より実物は遥かに美しいし
サンドベージュの着物によく合う。
この帯のデビューは出光美術館で
その折は万筋の単衣に合わせていた。
もう一本は
困った時の博多帯
と呼んでいるもので
とにかくキリリと仕上がる。
何本か持っているがコレは夏用の紗である。
さらに遊び心で
ワントーンコーデも試してみた。
同じ着物でも
博多帯だと粋に
この帯だとはんなり仕上がる気がする。
季節先取りの万寿菊の意匠。
柔らかく軽い紗綴れの帯は暑い京都にぴったり。
着物コーディネートにしたところで
やがてIT任せという時代も来るかもしれないが
アタマはともかく
自分に似合うものは自分が一番知っているはず、
そして何より
あれこれ迷って決める楽しみを
ITに奪われたくないけいあゆである。