「近くの"乃がみ"が閉店した」
その食パンをよく手土産に携えて来ていた友人が言った。

ひところの食パンブームは去ったらしい。

人のこころは移ろい易いもの、

芭蕉くんのいう「不易流行(ふえきりゆうこう)」は
俳諧のみならず
商売においても必要だが難しいもののようだ。


中野マルイの中の
"銀座に志かわ"には
かつてのような行列もない。


店員さんがあまりに所在なげで
並んだパンも哀れに見えて

これまでとうとう食べる機会ないままだったそれを
今ごろになって買ってみた。



もちろんこの半分のサイズを。


感想としては

生食するなら乃がみの方が好み。


厚切りトーストにして食べると

普通に美味しいとは思ったが


いいお値段するそれを

リピートする気にはならない。



さて三日目のパンを前に 


ちょっと考えて

ホテルオークラの

卵と牛乳に一晩浸すレシピで

フレンチトーストを焼いた。


米油で軽く焼いたあと

バターをたっぷり落として仕上げる。



カナダのメープルシロップをたっぷりかけて



これはなかなかの美味だった。


正直、

ホテルオークラの食パンで作るより美味で

パンがいいから

フレンチトーストも美味しい❤️

そういうことなのかもしれないと思った。



かと言って

次にフレンチトーストを食べるのは

たぶん1〜2ヶ月先だろう。


美味しいごはんも食べたいし

パスタも好き

グラタンもいいし

ごくたまにはラーメンやうどんも食べるし

炒飯や雑炊やピラフや…


おかず次第で主食ナシということも多い。


とにかく

食べたいものが多過ぎて

主食は定まらないけいあゆである。


ちなみに今夜は

たっぷりの雑穀を入れたご飯の予定。


食パンブームが来ようと去ろうと我関せずである。



フレンチトーストのお供は

昨日のグリル野菜とベーコンと卵で






甘いパンだけではこころもカラダも満たされない欲張り者だ。





うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ


普段より早く

そんなブランチを食べて

さっさと身支度。


昨日届いた化粧下地資生堂のクレドポーのそれを

使ってみた。



このところ愛用していたエスティローダーのものより少し粘度があってそのくせよく伸びる。

肌色補正の効果も高いようだ。


ファンデーションは変えていないが、

下地を変えた効果はどうだろう?






いずれにせよ、肌色は光次第。

画像で見ると明らかだ。


ブロ友さんに先日コメントで

「ゴルゴラインがない」

と言っていただいたが


その"ゴルゴライン"なるものが分からなくて

ネットで調べてみた。


年齢と共に現れてくるシワには

それぞれ名前があるらしい。



シワありますとも❗️

疲れた時や体調のワルイ時

鏡を見てゾッとすることも。


かつて仕事三昧の時代には

徹夜で原稿書きした後などは目の下にクマ🐻❗️



まあ今は

自分をそこまで追い詰めることはなくなり

シワもクマも気にならない暮らしをしている。


どうやらけいあゆには

気まま勝手が何よりの美容法らしい。




うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ


さて出かけた先は

新高円寺〜阿佐ヶ谷


恒例の半月分の食品買い出しである。

醤油だの味噌だの油だの重いもの中心にまとめ買いして当日配送してもらう。



強風の中

パティオのオリーブは今花盛り❣️







桜の大樹の跡地に建つマンションはそろそろカタチを成してきていた。




通りかかったベビーカーの幼い子が

「おかあさん、鯉のぼり❣️」

と指した先には


はためくノボリがあった。


重機の傍らの

風の向きや強さを示す白いノボリ、


おかあさんは

「そうね」

と相槌を打ったが


私が若い母親だった時分なら

きっと

「あれは鯉のぼりじゃないの、あれの役目はね…」

と言葉を連ねて説明しただろう。

言葉の達者な理屈っぽい子どもが育つのは当然。


時には「そうね」とうなづくだけのおかあさんの方がよかったのかもしれないが…


人生のそんな季節は

とうに過ぎてしまった。



薔薇が咲き



紫陽花の蕾も色付き始めている。





遠ざかる剣道着姿の少年たちを

見送りながら


ほんの一時

生きなかった人生を思った。





下り坂の空模様に

珍しく午前中から出かけて

雨にも合わず…





今夜はちょっとだけご馳走だ。