午前五時過ぎに目覚めた。
鳥が啼く声が聞こえる。

「とりがなく」は
「東(あずま)」の枕詞。

その係り受けのわけは
諸説あって

「東国の言葉が鳥の鳴き声のようにわかりにくいから」

という説もあるが、

東から明らんでいく空を眺めながら
鳥の声を聴いていると

「鶏の声と共に東から夜が明けていくから」

という説が妥当に思える。
もっとも、 
ここで言う"とり"は鶏だが。




いずれにせよ、
その枕詞が使われたのは『万葉集』において
それも九首のみ、
平安以降の和歌には全く見られない…
 

そんなことを寝床の中で考えている。

カラダより先にアタマが目覚める朝だ。
けいあゆとていつも
お腹すいたーと目覚めるわけではないのだ。


時代が下っても
枕詞を重用した歌人もいた。
『金槐和歌集』の源実朝も然り、
そして
正岡子規に端を発する万葉回帰の系譜だ。


よく知られた枕詞「たらちね(の)」

のど赤き玄鳥ふたつ梁にゐて
垂乳根の母死にたまふなり
           (斎藤茂吉)
かつて見たツバメたちを思う。
私の目では喉の赤さは確認できなかったなぁ、
と。




鳥の声に触発された枕詞…からの連鎖が

斎藤茂吉の"垂乳根"に

そして"玄鳥"まで至ったところで起床❣️



うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ


時節は二十四節気"清明"、
七十二候"玄鳥至"を過ぎたところ。


弟も晴天続きの予報を知らせてきたが、

来週は

東京も、そして福岡も

初夏の陽気との予報だ。





今回も
けいあゆの赴くところ晴れ🌞


うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ


過日
仲間たち18名のLINEで
見知らぬ言葉に出会った。

それは"おまいう“。


静岡県知事何某の辞任について
皆の意見が飛び交っていた時のこと。

静岡県民である親友Mが
こんな発言をした流れで出てきた。



私はその失言知事について

語るほどの知識も意見もなかったので

黙っていたところ


"おまいう"が飛び出してきたので即質問、




それが

「おまえがいうか⁉️」の略だ

と教えてもらった。 



改めてネットで見てみると

こんな一節があり


愛知県・大村秀章 知事(4月10日)

2027年(の開業)をJR東海が断念したのは、「静岡のせいではない」と言っているが、実際問題、この間 協議を始めて静岡工区についてJR東海が建設会社に工事を発注して、もう6年4カ月~5カ月経っている。その間(工事が)全然進んでこない。

我々から言わせれば、川勝知事と静岡県がずっとずっとずっとずっと延々と協議されていることで時間が過ぎ、事業が遅れていった。そのことをもって事業計画が「杜撰でだった」「破綻した」と。誰が何を言っているんだ?と。誰が言う?と。最近の流行で言う“おまいう”(おまえが言うな)ということですからね。


"おまいう"はどうやら流行語らしい。

何かと流行に乗り遅れがちなけいあゆである。



でも略語にしても

娘が幼い頃 見ていた

『ドクタースランプアラレちゃん』

の定番ご挨拶の

おはこんばんちわ!」





ほど気が利いてもいないし、

チャーミングでもなく


言葉は時につれ変わるのが必然とはいえ、

私には

要らない日本語

に思えた。


そんな仲間たちのやりとりは

親友Yのこんな発言で

ついには

幼馴染Sくんの「リニア新幹線」=「生きる目標」発言にまで至る。(笑)





でも彼女の言う


「この10年の過ごし方如何で楽しくも辛くもなる80代」


は本当にその通り❣️


精進をさをさ怠らず

その頃も元気で言いたいことを言い合う仲間たちでいたいもの。



あ、そうそう

LINEのスクショを改めて見ると

それぞれの一文が結構長い‼️


若い人たちの間では

年長者のLINEの最後の句点に威圧感を感じる云々

と問題になっているそうだが、


それどころではないのが

私たち高齢者のLINEの特徴のようだ。


まあお互い高齢者ならそれはそれでいい。





うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ



今日のブランチで

昨夜の豚バラ角煮大根を温め直して食べたら


その味のしみ具合が絶妙で

昨日より更に美味しくなっていた❣️





一個だけ残った蕪は

旅からの帰宅を待つてくれそうもなかったので


西京味噌仕立ての味噌汁に。




これがまたまったりと甘く美味しくて


残りものにも福ありの朝となる。


ご飯は雑穀たっぷりで

何故かもちもちと餅米ご飯のよう。



蜂蜜梅干し、ふきのとう、鮪の角煮も添えて




贅沢なものはないが

充実のブランチになった。



出発まで、あと二日。


今日はゴミ捨てを頑張る。