娘から
美味しいイタリアが届いた。




著者は参宮橋のイタリアンレストラン

『Regalo』のオーナーシェフ

小倉知巳氏。


イタリアの美味しいものとその美味しいものへの愛が詰まったエッセイ集だ。







店の名は忘れていたが

参宮橋のイタリアンレストラン

ということで、


ずいぶん前

娘が気に入って、

その料理教室に通っていたのを

思い出した。


タイミングの合う時は孫も参加していたっけ。

それは孫が中学二年の頃。







娘に勧められて

孫と其処を訪ねたこともあった。



何を食べたかは覚えていないが

参宮橋は日頃馴染みのない駅で

その店の入り口がわかりにくかったことや

落ち着いた年齢のカップルで満席だったことが思い出される。


何故かその日着ていた秋単衣も

しっかり記憶にある。

それは霞んだピンクの小紋で

もう若過ぎる気がしてしまったままの一枚。



少しお高いが美味しい店で、

友人とまた…と思っていたが、

その頃は母といて

ディナーに外出するのはままならない時期、


再訪しないままになっていた。



それからもう

8年近い歳月が流れ

Regaloは6年連続してミシュランの星⭐️を獲得する名店となり

予約の取れないレストランになったらしい。


星⭐️はどうあれ

シェフの美味しいものへのこだわりが

食いしん坊たちの支持を得ているというところだろう。


何処を開いても美味しいイタリアが詰まっている一冊。


お腹が空いている時に開くのは御法度だ。



うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ



けいあゆは

大学進学で上京して

初めてピザを食べた。

いわばピザがオトナの入り口にあった世代。


それから半世紀以上が過ぎて


今や「イタメシ」と口にしては

孫に笑われている。





本に刺激されて

無性にパスタが食べたくなった。


ちょうど

筍と桜海老、それに春キャベツの残りがあったので


それら全部を使って

春の味わいいっぱいのパスタを作る。



作業工程は三つ、もちろん最終的にぴったり合うように並行して進める。


☆キャベツ、筍、桜海老の順に軽く茹でて水気を切ったら白だしをかけておく。


たっぷりの湯に塩を加えバミセリ(カッペリーニ)を茹でる。


☆オリーブオイルにニンニクと鷹の爪を加えてフライパンで弱火で温めておく。


そのオイルに

キャベツなどの具材と茹で上がりのパスタと茹で汁少々を加えて水分を飛ばすくらいまで火を入れる。





美味しくて

しかもあっさりしたパスタが食べたくて

考えて組み立てたけいあゆオリジナルの一皿

…のつもりだが


何処かで食べたものや本で見たレシピが

蘇ってカタチを成したのかもしれない。


似たものは他所にもあるだろう。


食材の組み合わせなんて所詮順列組み合わせで

限られたものだ。


料理には特許もないから

真似でもなんでも

みんなが美味しいもので

しあわせ気分になれればいい。




パスタは通常一人前100gのところ

70g使った。

その茹で上がりと同量の具材が入って

ボリュームはあるが

至極あっさり仕上がっている。



付け合わせた小さなサラダは

胡瓜とフィッシュソーセージを京都のPマスタード入りのマヨネーズで和えたもの。



ちなみに

フィッシュソーセージは常温保存出来て

火を通さずに食べられるタンパク源として

災害に備えて備蓄している。


今回はそのローリングストックも兼ねて使った。




災害といえば


昨朝は沖縄の津波警報で 

朝のニュースはもちきりだったが、


そもそもそれは

台湾の大きな地震によるもので

夜になってそのニュースが

続々と伝わってきた。




ビルが大きく傾いて一部は潰れている。

其処から命からがら逃げた人の声も伝えられた。


長いお付き合いのブロ友さんが

ご主人の仕事の関係で

台湾と日本を行き来し暮らしておられるので

心配したが


地震の被害のあった地域からは遠い場所にお暮らしとのことで


何よりちょうど日本に帰国しておられると知って


安堵したことだった。



ついでに言えば


夜のニュースでその傾いたビルの画像に


「ビルが大きくかしがっています」

とキャスターがコメントしたので


思わずチェックしてみると


それは北海道や新潟の方言で

かしがる=傾く

なのであった。


そしてキャスターの彼は

新潟寺泊の出身だった。





つい方言が出てしまったところをみると

彼も画像に衝撃を禁じ得なかったようだ。


被害が最小で済むよう願う。