春の雨に降られて
急ぎ足で帰宅しました。

速足で歩けるようになったおかげで
オシメリ程度の濡れで済みました。

コートは
仕立てる前に防水加工をしてあるので
多少の雨なら大丈夫。




我が家からホールまでの往復で

5781歩。

充分なリハビリウォークです。






ホールに向かう道すがら

大好きな真盛寺に寄り道。


門前の桜はまだまだ固い蕾。



花盛りの馬酔木は花期が長いので

桜を待ってくれそうです。





確かめたかったのは境内の枝垂れ桜。



すぐにも咲きそうな気配はありません。





今日は季節に先駆け塩瀬に枝垂れ桜の帯で。



簪は黒檀に桜の意匠。







ホールへと向かいます。





人々が目指すのは本日の催し




遅ればせにサイトを開いて

なんと最期の一席をゲットした狂言の公演





ホールのリニューアルオープン記念の催しの一つのようです。


まずは

野村萬斎さんが舞台に現れて

"狂言"というものについての解説を始めました。


「狂言は特別な舞台設備やライティングなしで

ストーリーを表現するんだ」


といった口調(タメ口?)にちょっと戸惑いましたが


それは

どうやら前方の子どもたちに向けられたものらしく


"なるほどそう説明すれば

初心者にもわかりやすいな"

と解説を評定しているけいあゆがいました。

全く澱みなく達者な解説でした。


出し物も『附子』、『首引』

とごく初心者向き。

それでも久しぶりの狂言、充分楽しめました。



『首引』に登場する源為朝は

屈強な武士で豪傑無双、


それを野村萬斎さんは解説の中で

アーノルド・シュワルツネッガーに例えた後

子どもたちにわかりやすいように

キンニクン?と言い換えられ


あらあら為朝さんもビックリ⁉️

と思ったことでした。


☆『首引』画像はサイトから。



狂言の文言が古語なのはもちろんですが


中でも繰り返し繰り返し出てくる

「なないそ」

は「な泣きそ」の音便で

な/泣き/そ で「泣くなかれ」の意、


古文未修の子どもには

言葉としてはちんぷんかんぷんだろうな


と思いながら観たことでした。


もちろん

親鬼が泣く姫鬼を宥める場面状況から

それと察することは

聡い子にはできるでしょう。


でも

終わって外に出ると

高校生くらいの男子たちが口々に

「さっぱり分からない…」

「眠かった」

と言っていたので


啓蒙活動もなかなか骨の折れることだと思ったりしました。


古文バイリンガルを自認しているけいあゆには

心地よい時間でしたけれどね。


うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ


明日から小さな旅なので

冷蔵庫の始末ごはん。




キャベツと錦糸卵のコールスロー、氷見イワシの味醂干し、レンコンのきんぴら…


小さな旅でも荷物は先送りして

一足早く旅先に。


大きめのバッグひとつで

旅立ちます。