晴れて暖かい朝、
朝寝も朝酒もしないが
朝風呂を愉しむ。

髪を洗ってさっぱりしたところで
いつもより早めのブランチ。

アボカドと生ホタテは山葵醤油で和え、

ほうれん草のベビーリーフと葡萄を添えて

オリーブ油を回しかけたサラダ。

パルメザンチーズを振って。



実は

ご飯を炊いてホタテの刺身や煮物などと食べるつもりが


お腹が空いて

すぐに食べられるパン食に変更。


卵焼きの予定の卵はベーコンエッグに。

出自の違う卵は黄身の色が違う。



飲みものは蜂蜜林檎酢ドリンク。

トーストには金柑ジャムをたっぷり。





お腹が満たされたところで


本を手におウチでまったりの

日曜日…

というところ、


空を見ていると俄然

外歩きがしたくなった。


たくさん歩きたい日は

もちろん着物。


着る機会ないままに時期を逸してしまいそうな

ねじり梅の結城紬に

季節先取りの桜のイヤリング。



帯は牡丹や椿、

帯留は銀細工の椿にした。




"散る梅を惜しみつつ

百花繚乱の春を待つ"

そんな趣向で。



いつもの川辺の散策ではツマラナイ


もっと遠くに行きたい❣️


と、1500歩ほど歩いて普段使わないバス停へ

実は坂道だからとこれまで敬遠していた道だ。



途中横切った和田堀公園競技場付近の桜は

まだ固い蕾のようだ。





此処がピンクに染まるのは

後ひと月先?





複数のバスが来るバス停で

来たバスに乗ろうという趣向で


行方定めぬバス任せの一日を始める。


まずはやって来た高円寺行きに乗り、 

途中の新高円寺で降りて


本屋さんを訪ね

着物雑誌や料理本などを立ち読み。


これから歩こうというのに

買って荷物を増やすのは得策ではない。

目とアタマに入れれば荷物にならない。


芥川賞受賞作の掲載された文藝春秋に

全くこころが動かない今の私。

現代小説から急速にこころ離れて行くのを感じている。



さて

新高円寺からは吉祥寺行きのバスに乗る。


吉祥寺の街は久しく訪ねていないが

日曜日とて混雑必至だろうから


途中、善福寺川緑地で下車。




降りたところで

満開の白梅が迎えてくれた。





此処はいつもの川辺の上流に当たる。


此処から

下る川に沿って

本格的に散策をスタート❣️









我が家近くの川辺と少し趣きが違うのは


かなりの自転車が往来していること。




ただし

自転車の往来する川辺の道と並行して

少し内側に人が歩きやすい道がある。


好きな水を眺められないのは残念だが

自転車をうまく避ける自信がないから

致し方ない。






日曜日だからだろう、

自転車練習中の子どもに父親が小走りで付き添う

そんな親子連れもたくさん見かけた。


自転車に乗れないままオトナになった我が娘には

父親とのそんな時間はなかったなぁ

過ぎた時間を顧みたりしながら行く。

(もっとも私自身も自転車には乗れない)


大樹の傍らに

桜らしい切り株もあちこちに見られるが

それに替わる新たな苗木も育っているようだ。




晴れたとはいえまだ春浅し、

薄手のコートでちょうどいい陽気だ。



遠くのピンクは紅梅?



近づいて見ると桜🌸



早咲きの桜らしくまさに満開の様相。








期せずして梅と桜を二つながら愛でることができた。











梅にメジロが飛び交うさまを眺めたり





 

散策を楽しんだが、


川辺の道は此処で行き止まり。

護岸工事が行われているためだ。





其処には関所の番人さながらの

一羽の鵜が居て




人が近くを通ると羽を大きく広げてみせる。

此処は自分のナワバリだとの示威行為だろうか?





其処から少し迂回して

見慣れた池のほとりに出た。


和田堀である。


其処は

我が家から川辺を5,000歩ほど遡ったところにある池。


美しい水を湛え翡翠も飛ぶ場所だったのだが…










今は全くかつての面影はなく

乾いて干上がった其処には

鳥の姿もなかった。




いったい何が起こったのだろう?





暗澹たる思いで行く私に

池のほとりで練習中のサックスの音色が聞こえて来た。


「あ、♪ルパン3世だ❣️」

と子どもたちの声もする。


まだまだ未熟で音程が時々外れるが


それでも寂しい景色に

ちょっとした景気付けにはなった。


此処で既に5000歩超、

此処から更に5000歩歩いて帰宅する自信はない。


バス停を見つけて永福町行きのバスに乗る。



西永福でバスを降り

其処で好きな珈琲店でひと休みしてまた歩き、


帰宅した時には

8,000歩を超えていた。



すごい❣️

とペンギンくんに褒めてもらったが、



何より

骨折以来の最高記録となったことはめでたい。



そろそろ晩ごはんを作って食べる時間、


西永福から帰宅までは

別記事で。