半年に一度の非常ベル点検の日である。


マンションの管理会社が派遣した係員が
まずはマンション戸外の非常設備を、
その後それぞれの居宅を訪問して
終日かけて設備点検をする。

あちこちからベルが鳴り響き、

それが今朝だと気づいて慌てた。

玄関には出すつもりのゴミ袋、
室内も読みかけの本や飲みさしのお茶で雑然。

軽いおウチメイクはしているが
髪の毛はあちこちに向いて跳ねたまま。

「すみません、取り散らかっていて…」
と慌てふためきながら言い訳し
非常ベルのところまで案内する。

係員はエライ。

よく教育されているのだろう。
礼儀正しく挨拶しつつも
私を直視することもないし、
部屋を眺め渡すこともない。
ただただ非常設備にのみ集中❗️

玄関先に出た彼の合図で
室内にいる私がベルを押す。
大きなベルの音が辺りに響き渡って
「ハイ、異常ナシです」

チェックリストにサインして完了❣️

実はこれまでは係員がベルを押し
もう一人の係員が外でそれを聞く体制だった。

だから
今回初めて自らベルに触れたのだが
軽く押しただけであの大音響❣️


なんだかそれはとても心強く思えた。


イヤな強盗事件が頻発している。

旧宅はオートロック式のマンションだが
ここは低層の建物がパティオの周りに幾つも建つカタチで
それぞれにオートロックというわけにはいかない。

やはり不用心ということで
理事会の決議で
至るところに監視カメラがついた。
各戸のドアも
複製の難しい鍵のダブルロックに取り替え済み。

あとは住人それぞれが
戸締りなどに気をつけるしかない。

さてさて
取り散らかった室内には一切目を向けなかった係員だが、
キッチンから漂う香りには気づいただろうか。

実はアサメシマエ仕事で
柑橘はるかの皮を煮ていた。



はるか3個分の皮をオレンジピールにしようとの企み。


ブロ友のwakhoさんが

夏蜜柑で作られたのが実に美味しそうだったので

そのレシピを真似て…



2度茹でこぼし3度目は30分…のはずが、
夏蜜柑と違ってはるかはさほど苦味もなく
3度目も短時間茹でるだけで柔らかくなった。

今はそれは冷水に浸して冷蔵庫の中だ。

半日したら砂糖で煮て…

目指すはこんなオヤツ。



ワクワクは止まらない。


そんな朝は

エシカルレイヤーチーズケーキと

みずほさんからいただいたマリアージュフレールのマルコポーロで

しあわせなお茶会。



このレイヤーチーズケーキは

たまたま出会って今一番お気に入りのデザート。


親友Yにも送ったが

大いに気に入ってもらったようだ。



甘過ぎないチーズクリームやフィリングが

層をなしていて

それが"レイヤー"という名の由来。





三種あるが

私はこの林檎シナモンバージョンが特に好き❤️


食べた後でもまた食べたいくらい。





やっぱり

小さなしあわせは買えるのだ。



コトコトとしあわせは続いて

ポトフも仕上がった。



たっぷりのキャベツ、蕪、新玉ねぎ、人参、じゃがいも、

そしてウインナーソーセージ。


一日分の野菜はこれで充分。



アボカドとブロッコリーと海老のマスタードマヨネーズ和えも用意して



トッピングはセルフィーユ。


ヘルシーで美味しいブランチは

いかが?






さてさて今日は

在宅で片付けなければならない用件がある。


その前に読みたい本を楽天ブックスに注文。



先日記事に書いた通り

60年ほど前に読んだ

プルーストの大著『失われた時を求めて』に

違う角度で再び触れてみたくなったのだ。


折しもプルースト没後100年…


この本の存在も

たまたま出会ったブログ記事から知った。


この本にせよ、オレンジピールにせよ、


引きこもりがちな日々だが

ブログがそれを豊かにしてくれているのを感じている。


さて残り半分のポトフは

ソーセージ抜きで野菜だけを細かくして

トマトとベーコンを焼いて加えて


ミネストローネ風に変身させる。


それをサブにメインは…


さて何にしようかな?