ゴーヤを植えた。
この数年恒例の白ゴーヤと
普通の緑のゴーヤ。


それに初めてオクラも。
さらにおまけで届いた枝豆まで。

ベランダは一気に
"花より団子"状態になった。


木のようになった2年もののバジルに加え
新しいバジル苗も植えた。

そしてマリーゴールドも。

それが虫などの被害を防ぐチカラを持つと
なんとなくは知っていたが

今回農園のサイトで初めて
コンパニオンプランツなる言葉と出会った。

バジルもマリーゴールドも
コンパニオンプランツらしい。


コンパニオンプランツとして有名なマリーゴールド

オレンジ マリーゴールド

「畑のあぜ道にマリーゴールドが植えられている光景をよく目にしませんか。これは、一年草のマリーゴールドが「植物のお医者さん」と呼ばれるほどコンパニオンプランツとして優秀だからです。

マリーゴールドは様々な植物と相性がよく、根の分泌液が土中のセンチュウを遠ざけ、葉っぱのにおいには防虫効果が期待できます。」(サイトより)


どうやら共植することで作物を虫害他から守る効果を持つコンパニオンプランツなるものがあり

その効果は特定の組み合わせでより効果を発揮するものらしい。


☆オクラとバジル、マリーゴールド…

オクラ 地植え 実

「オクラの栽培におすすめのコンパニオンプランツは、バジル、マリーゴールド、ニラ、ペチュニア、エダマメなどです。

オクラはアブラムシがつきやすい野菜なので、バジルを一緒に植えるとアブラムシがバジルの方に集中させると、オクラへの被害を減らすことができますよ。」


ふう〜ん、まるで夫に世間の荒波から守られている妻みたいじゃないの?

もっとも近年そんな夫婦はレアものだけれど…


なんとなくわが両親を思った。

父が最後の入院をするまで銀行に出向いたこともなく、当然ATMの扱いも知らぬままだった母。

外との付き合いも嫌って年賀状や礼状も父の筆任せだった。

姑である祖母からは

「内助の功がなくて(会社員として)息子がかわいそう」

なんて言われていたけど

それもほどよく離れた距離に住んで聞こえぬふりのマイペース。

祖母の晩年には父母は東京に住み、他の叔母たちのように日夜祖母の介護をすることもなかった。

でも父は、彼女がキレイ好きで料理が上手いことに至極満足していて家庭内のことは全て母任せ、お茶ひとつ自分では淹れなかった。

父は何より彼女がいてくれるだけで心強かったのだ。


☆☆☆

父の最後の夜は、連日の見舞いに疲れた母に代わり私が病院に出向いた。

「お前が来たってことはお母さんは今日は来ないんだな…」

父が不満気に言ったのが忘れられない。

退院間近だったのに、翌朝誤嚥で亡くなるなんて誰にも予想もできないことだった。

☆☆☆

父亡き後は、ATM🏧へ行くのも確定申告するのもその他対外的なことは当然のように私の役目に。

晩年は私が母の介護をすることになり、疲れて腹の立つ時には

自分は誰の介護もせぬままなのに娘に全て面倒みてもらうなんて ずいぶんいいご身分だ‼️

そんなことを思った。

それも今は懐かしい。


☆☆☆

思い起こしてみると、両親の場合、

互いがコンパニオンプランツのような存在だったのかもしれない。それをアレロパシーというらしいが。


さてこの私は

コンパニオンプランツなしでもかなり丈夫で虫もつきにくいゴーヤ娘。


2019.7


例年どおりの実りを大いに期待したいところだ。