好きだけど
なかなか作らない…
それはいなり寿司です。
寿司飯はかなりうまく作れるし
きつねうどん用に油揚げをまとめて煮て
冷凍したりもするんですけれどね。
作ろうとする時に限って
油揚げが開き難くて破れてしまったり
うまくいかなくて癇癪なんてことに。
"呪いのいなり寿司"というところでしょうか。
上手くいったためしがありません。
食べたい時はデパ地下の古市庵で
ミニいなりか
わさびいなりを買ってきます。
薄味でお気に入りです。
母は
私の知る限り一度もいなり寿司を作ったことがありませんでした。
料理上手で
和洋いずれの料理も
それはそれは美しく美味しく仕上げる人でしたが
なぜか学校の遠足のお弁当というと
決まって"いなり寿司"を
「いなりや」という店に頼んで作ってもらい私たちに持たせていました。
遠足のお弁当こそ
母の味で埋めて欲しかったのですけれどね。
いったいなぜだったのか?
とうとう聞きそびれ
"なぞ"のままになってしまいました。
所用あって出かけた赤羽橋
地下鉄を降りて上がるとすぐの交差点に
小さなお稲荷さんが。
「お稲荷さんにいなり寿司をあげたい」
と孫が言い
近くのコンビニで三個入りのいなり寿司パックを買って
奉納してお参りし
わずか5分ほど後に再び通ると
もうパックごと影もカタチもありませんでした。
お稲荷さんならぬ浮浪者さんの
お口に入ったんじゃない?
稲荷のキツネさんも食べる間もないほど
の早技に唖然としました。
そう 今日は初午(はつうま)です。
稲荷神社のおまつりの日で
いなり寿司を食べるのが習わしですって。
晩ごはんのメニューがまだ決まらないのなら
メインはいなり寿司で
いかがでしょう?
もちろん私はご遠慮しておきます。
苦手は苦手で
置いておくのもいいかもしれませんもの。
今朝はザ・日本の朝ごはん。
チヂミほうれん草の胡麻和え、
鯖の塩焼きにもずく酢。
炊き立てご飯と味噌汁、具は玉ねぎとじゃがいも。
かぼちゃと竹輪が崩れず上手く煮えたので
朝から気分も上々でした。
こんな普通のごはんもいいですね。