奥会津 雨の大内宿です。



数年ぶりに訪ね
ここで買って美味しかった花豆を
探して歩きました。


残念ながら見つかりませんでしたが

縁側でネギ味噌入りのおやきを食べていると


彼と目が合いました。


その名は虎墨(こぼ)くん

ブロ友さんのサスケくんに似ていたので
「黒柴ですか?」
ママに尋ねると
「よくそう言われるけれど
四国犬なんですよ」
とのこと。

虎墨くんはママと一緒に
岐阜から全国を旅しています。
五月にはフェリーで
九州の知覧にも行ったんですって。
ちなみに彼の乗船料は1万円!


お互い旅人同士…
仲良しになった虎墨くんとは
また いつかどこかで会えるかもしれませんね。



大内宿は江戸時代の宿場のさまを
今に残した風情ある街並み。




これは全部縮緬細工。
色鮮やかな店先にはついこころが動きます。
干支の兎さんを友人に勧められたのですが
ちょっと憎さげなお顔だったのでやめました。



店先にちんまり座るお婆さんは
日本昔話から抜け出してきたかのよう。





ダリアや秋明菊が実に似合う佇まい。





人気の観光地ですが
今日は雨とあって
観光客も比較的少なく
静かな散策が楽しめました。

宿場の周りは
刈取りを終えた田園と里山と


色づき始めた紅葉と渓流に彩られていました。
大内宿の標高はスカイツリーと同じ。
紅葉はもうすぐそこまで来ています。



水は
人の暮らしを支え
こころを癒してくれます。

その水が
コントロールのできない濁流と化し
人の暮らしを泥濘と共に押し流し
命までも奪ってしまうさまを
ニュースで見るにつけ
こころ痛みます。

でもやっぱり
水のある風景が好き。






旅はいよいよ後半。
明日は秋田へと向かいます。