雨は上がっても
灰色の空が
重くのしかかってくるようで


そのせいか
体調が悪いわけではないのに
なんだかもうひとつパワーが出ない

… そんな日は
まず きちんと 朝昼ごはんから…


茨城からやって来た新物の蓮根。
きんぴらにしたそれが 
シャリっと歯ざわりがよく 美味しい。
長野から来た秋キャベツを味噌汁に
こちらもなかなかの美味。

胡瓜と竹輪のカボスマヨネーズ和えに
辛子高菜や一口昆布巻き。

地味だけど 豊かなごはん。
これでも10品目は軽くクリアした。


こんな日は 
何処にも出かける予定はなくても
ちゃんと普段着メイクをして
ダラダラ気分を追い払う。



おやつには
丁寧に珈琲を淹れて
お気に入りの茶菓 水晶月餅をいただく。



ひんやり ライチ風味のシロップに包まれた優しい冷菓。
東京でも二ヶ所でしか買えない美味。


一年前の私は
父の十七回忌で 福岡に向かっていた。




もうじき 
一年前の私からの手紙が  
届く。

無事 法事を終え 
旅先から 一年後に届くように出した手紙だ。

「おーい 一年後の私
やっぱり今が一番?」


呼びかける一年前の私に
胸を張って
「もちろん今が一番!」
といえる毎日にしたいな。

じっと 座っていると 
手足がやけに熱くて
自律神経失調気味なのが気になったり…
空調に 微かに揺れて
首筋に触る後れ毛に
過敏に反応したり…

少しだけ 退屈のムシが騒ぎ始めて
いるようだ。

さあて 何して遊ぼう?

その前に 何を着ようかな?

うさぎうさぎうさぎ

明日は八月最後の日。

とうとう 着ないままになった夏着物たちを 点検して片付ける。


昨年横浜の暑い夏を楽しんだ紗の色無地も 





去年の今頃 九州の夏の名残りに着た
絽の訪問着も



母譲りの 紗の着物も 
合わせた若冲の屏風絵写しの袋帯も


ネットで購入した 肌ざわりのいい紋紗や


同じくネット購入の黒の紗の


粋な 裏地を翻して遊ぶ機会もないまま


置き去りにして夏は 行く。

できれば元気で また 来年!