かつて 結婚披露宴に招かれ
お決まりの 新郎新婦のキャンドルサービスで
新郎の腕にギラリと光る
金のローレックスに
ただそれだけで
若いのに成金趣味の嫌な男！
と思ってしまったけいあゆ。
さて 先日
テレビのニュースで垣間見た
河野外務大臣の腕の時計。
フラッシュを浴びてか
ギラリと金色に光ったように思えて
ああ、河野クン お前もか！
大切な会談の場で
自分のチカラを誇示するかのように
金時計を腕に…
と思ってしまった。
もちろん あくまでひとりの存念。
だが
同じように見咎めた人たちが
Twitterで 批判したり
拡散したりしたらしい。
当の 河野クンは自身のTwitterで
端的に反撃！
その後
すぐにまたニュース他で周知された。
河野クン曰く
「フィリピンのマニラで行われたASEAN５０周年式典で記念品として配られた時計です。とても軽いのと金属やプラスチックのバンドと違って手首のアトピーがひどくならないので、愛用中です。」
＊
＊
＊
これには
「誤解しました。
ごめんなさい」
と心の中で陳謝するしかない。
さても
件の結婚披露宴での 新郎への悪印象は
その後３０年経っても払拭されることなく
未だに私にとって彼は
嫌な奴のまま。
こちらは …実は 竹製の時計だった
…なんてわけはない。
母が今の私くらいの年齢か。
それにしても
戦前まで
東京帝国大学他 いくつかの大学では
首席卒業生に 天皇からの懐中時計が贈られたそうだが
それは金時計ではなく
銀時計だったらしい。
今でも 首席卒業生に時計を贈る大学は
慶應義塾大他 いくつかあって
そちらは金時計だったり
枠だけ金だったり…
首席の証の金時計に 銀時計！
もし出会ったら 気づいてあげて
「優秀だったんですねー」
と感嘆して見せなくちゃね！
余談だが
けいあゆが卒業した 女子大では
各学科の 首席に
創立者の名を冠した
"成瀬賞"なる 奨学一時金が 贈られたが
学部の間は とんと縁がなかったそれを
博士課程に進んでから 初めて受けた。
学長からそれを受け取り
ワクワク開封したが
それは
金時計にも銀時計にも
及びもつかず
院の仲間たちにケーキセットを奢ったら
即消えてしまうくらいの金一封だった。
取らぬ狸の皮算用。
その時の落胆は
今も記憶に残っている。
そのお金をどう使うつもりだったかは
忘れてしまったが。
今回 河野外務大臣の"金時計"の件は
Twitterでひと騒ぎした連中は
ちゃんと謝罪したのだろうか？
話題の"竹製の時計"の人気沸騰！
という顛末に終わるかもしれないな。
それにしても
肝心の 憂うべき 韓国との関係は
依然として 紛糾したままで。
誠に 主客転倒の 金時計事件だった。