灼眼のシャナⅡ 第17話を見て
●灼眼のシャナⅡ 第17話「それぞれの道」
冒頭から変態千変シュドナイが久々に登場してストレスを発散するかのごとく神鉄如意で大暴れし、下界宿を破壊するスタートダッシュ。こういう迫力ある場面を見せられると、前半のグダグダ学園モノっぷりが嘘のよう。いや、もしかしたらこれが監督の狙いか?逆にあれがあったからこそ戦闘シーンみたいに激しいシーンなんかが輝くのかもしれないし。今回はそれに加えて脇役達の心の葛藤具合にも拍車がかかってきて、見応えが増してきたと思う。
佐藤は、どんどん成長する悠二に抱いてきた劣等感がピークに達し、本当の意味でマージョリーの助けになりたいと下界宿勤務を嘆願。よりマージョリーに近づきたいと思う佐藤とは裏腹に、田中は一種のトラウマからマージョリー一味を一旦離脱。アニメではオブラートに包まれた描写だったとは言え、好きな人のバラバラ死体を見せられたら、もう二度と関わりたくないと思うだろうし、田中の選択は普通。おがちゃんがハッスルするバレーシーンは、種目は違えどtrue tearsやCLANNADのバスケシーンを見たせいか、もう一歩な印象が。でも、ブルマ(@_@) 一方の主役はと言うと、シャナとワンランク上の鍛錬に突入し、まるで別人のような変貌っぷりを披露。今までの悠二とは違うことを印象付けたいのかもしれないけど、あれじゃ、フィレスとの一件で気構えを改め今まで以上に強くなりたい気持ちを全面に出すと言うよりも、一種の戦闘狂のように見えてしまって残念な感じに思えちゃう。クールさを気取るのもいいのかもしれないけど、どちらかと言えば今までの路線を踏んだ上でレベルアップして欲しかったところ。やっぱり悠二は多少のボケキャラらしさが無いとつまらんよ。まあ、“兄弟”設定をやらなかったことを考えたら仕方ないのかな。
次回は早くもザロービが出るみたいだけど、後半はサブラク戦がメインなのかな?そうなるとクリスマスでの究極の選択エピソードの扱いはどうなるんじゃい!
OPのカット割りなど全体的に出来がやたら良いと思ってたら担当がヤマカンこと山本寛でした。17話のエンドテロップで名前を発見して気付いたけど、ニュータイプにもピックアップされてたね。
土曜日曜とゼミ追いコンやら元カノとのいざこざやらがありアニメのレビューが遅れ気味っす・・・。