狼と香辛料 第4話を見て | AnimeProduction ウティダ

狼と香辛料 第4話を見て

●狼と香辛料 第4話「狼と無力な相棒」


ホロのナイスアシストもあってゼーレンの行為を“単純な詐欺”ではないと見破ったロレンスは、詐欺紛いに毛皮を売りつけたミローネ商会に事の重大さを熱弁し、商会側に理解を得て、トントン拍子に儲け話が進みホクホク顔♪ただ、冒頭の担当者の回想&語りのペースが速すぎ∑(゚Д゚) 情報量が多いんだし、もっと掻い摘んでいいからスローでお願いしたいところ。原作を読んでいるのならスッと入ってくるシーンも、そうでない人はこの詐欺のカラクリの理解に困りそうな気がしちゃう。もちろん、ローラの話までを完結させるのが前提にあるから仕方ないとは思う。


それにしても寸止めプレイに同情だなあ、ロレンスの下半身が心配・・・。まあ、この旅は生殺しの旅とも言えなくもないと思えば、イイ勉強だよ(笑)。オレだったら半発狂モノだけど。そして、マールハイトに大塚芳忠というキャスティング∑(゚Д゚) 原作で抱いていたイメージよりも、渋さスキルが7割り増しだった印象。


ホロとロレンスのニヤニヤも作品の魅力の一つであって、それに経済チックな話が加わることによって、二人のニヤニヤが引き立ち、その温度差にハマる。だって、そうじゃなければ、ただの夫婦漫才。経済チックなお話の部分については、トレニー銀貨の銀含有量が低くなる(既定事項)⇒価値が下がるという流れは大前提であって、重要なのはなぜ価値を下げる必要があるのか、またそれによって誰が得をするのかということ。この“得”というのは金銭的な意味だけじゃないというところもポイント。今回、さり気に語られていたメディオ商会の裏に潜む存在が全ての元だというのが分かって、さて、そうなると得をするのは?という問題。ちなみに、今回だけで“仕組まれたカラクリ”が分かった人(未読者限定)に金一封(嘘)を!


それと、ホロ以外にも神(人に化ける)はいるという前知識を持っていたほうが良いかも。そうしないと、すんなりロレンスの話を受け入れるマールハイト&ホロに人質としての価値が十分にあるという部分に違和感を感じるかも。