私の話は私として!! | 障がいの有無にかかわらず、誰もが安心して暮らせる社会を実現させる男の戦い!

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知ってる人も、知らない人も。

どんな人間か知ってもらうため、つらつらと初めます。

2016.02.11

「私を見て!私と話して…」

 

昔聞いた話を、ふと昨日思い出した。


「買い物に行った時も、役所に行った時も、人と話す時、私はいつも蚊帳の外なんです。私の話をするんだから、もっと私を見て!」と話し、教えてくれた人がいた。



 


その人は脳性麻痺で話をするのに少し時間はかかってしまうものの、瞬きの動きや頷き、またはひらがなの書いてあるボードを使って「会話」をすることができる。




しかし、買い物や役所に行った時などは、この人の用事で行くにもかかわらず、話をするのは付き添いの家族かヘルパーさん。「私の話をするのに、私と話して!って思うんです。」と話してくれた。


 

先日、僕も同じことをしてしまい!「あ!この事か!」と思い知らされる出来事があった。



たまにお手伝いをしている脳性麻痺の方の介助支援で、食事介助をした時。

 


全介助で、食事も刻み食。

出てきた食事をキッチンバサミで本人の食べれる大きさに切るのだ。



たまたま隣に、この方の食事介助を一度したことのあるヘルパーさんがいた。


僕はすかさず「このくらいの大きさに切れば大丈夫ですかね?」と本人ではなく隣のヘルパーさんに聞いていた。


 

帰ってきた言葉は「本人に聞いてみて?」だった。

 


「やってしまった…」


失敗した。という気持ちではなく、失礼なことをしてしまったと、反省し、本人にも謝った。 



障がいのある人、カミングアウトをしているLGBTの人、外国の方… 「関わりかたがわからない」って思う時は誰にでもあると思う。

 


しかし、知らないだけであって、知らないことが怖いのだと思う。怖いのはその人じゃない。

 


同じ人間。怖がらずにどんどん関わっていこうと教えてもらった。



初めて障がい者施設に実習に行った時、「何を話せばいいですか?」って不安すぎて訳の分からない質問を職員さんに投げかけてたのを思い出す😊

関わってみたら何ともなかった。



昨日、聾唖の方と話をする機会があり、手話通訳さんがついてくれた。 なるべく手話通訳さんとではなく、ご本人と話せるように少し意識をして話すことができた。


 

いつか無意識に、当たり前に出来ますように。