先日、片柳地区社協主催の子育てサロンに参加させていただきました。



 そこで、発達障害に対する教員の不理解や認識不足がいじめへと繋がり、不登校となった生徒を持つ保護者さんからお話しを伺う機会がありました。




 とくに、その保護者さんが憤っていたのが、進路指導についてでした。不登校であることや発達障害であることを理由に、安易にサポート校を紹介されたそうです。




 しかし、サポート校は授業料も一般的な高校と比較し高く、かつ学校教育法の定める高校ではないので、通っているだけでは高校卒業資格を取得することすらできません。




 今回の事例では、保護者さんが学校長に相談したところ、たまたま学校長が熱心な方で、進路先となる通信制の学校を探してきてくれ、そこに進学ができたそうです。




 そこで、予算委員会において本市において発達障害を持つ生徒に対して、特化した進路指導というものが行われているのか。またそのための研修及び講習は実施されているのか確認してみると、実施していないとの答弁でした。




 以上を踏まえて、発達障害を持つ生徒に対する進路指導に特化した研修及び講習を実施することを提案!




 はじめは、課長から後ろ向きな答弁を繰り返されていましたが、何度も食い下がると部長から来年度と言わず今年度中から実施するとの答弁が返ってきました!




 発達障害を持つ児童・生徒に関する教育現場における課題は、まだまだあります。これからも、本市に住む全ての子ども達が、分け隔てなく自分の将来を選ぶことができる、真のフェアスタート社会の実現に向け取り組んでまいります。