昨年末、2022 年度の市民意識調査が発表されました。市が実施している施策や事業に対しての不満度では、公共交通・道路が全 10 区において最も高い結果となり、今後力を入れてほしい施策においても、10 区中7区において、最も高いという結果になりました。




事実、さいたま市における、都市計画道路の整備率は政令市中最下位となっています。市民のニーズはあきらかであり、今以上に道路行政については、人員・予算を含めて積極的にリソースを割くべきです。




一方で、さいたま市では、道路予算に関する国の補助金の少なさが度々話題となります。理由としては、どうやらさいたま市の道路予算の計上額が少ないから、国からの補助金額も少なくなっているようです。




では、なぜ市の道路予算の額が少ないのでしょうか。私は、その大きな原因が「用地取得」の遅れと、それがもたらす『負のスパイラル構造』にあると考えます。




さいたま市では、道路の事業化が進まないため、予算化ができていません。では、なぜ事業化が進まないのかというと用地取得ができていないからです。




そして、事業化が進まない部署は、人事課から人員を削減されてしまいます。事実、さいたま市では合併以降、用地課の職員数を大幅に削減してきました。




この構造的課題を解決し、負のスパイラルから
抜け出さないと、都市計画道路の整備率ワーストを返上できないと考えます。




そこで、今回の代表質問では、改善策として以下の3点を提案しました!



①組織体制の強化
②先行取得の実施
③ 土地収用法に基づく申請の活用



①③に関しては、概ね提案を受け入れる答弁が返ってきました。また②関しては、今後検討していくとのことでした。




今回の代表質問で最も力を入れた項目です。
詳しい内容に関しては、動画でご覧いただくのが早いと思いますので、以下のURLよりご覧いただければ幸いです。
https://youtu.be/wC7hWzKA7ko