昨年の夏、見沼田んぼ内の農業用水路が漏水をしていて、自分の田圃に水がこないとのご相談をいただきました。
 
 
 
ご相談を受けてから半年が経過しておりますが、本日担当職員から地元農家の方立会いのもとで、漏水対策として水路補修を実施したとの報告を受けました!
 

 

 

 

 

 
現在、『見沼田んぼ』は『田んぼ』とは名ばかりで、そのほとんどが『畑』となっており、『田圃』として残る面積はごく僅かであり、かつ年々減少傾向となっています。
 
 
 
 
一方で、さいたま市は見沼田んぼ内に残る田圃について、まさに見沼の原風景であり、後世に残していきたいとしています。
 
 
 
 
しかし、現実として見沼田んぼ内で田圃を続けるために、水利権代を支払ったり、見沼用水から水を引き上げるポンプ代を支払ったりと、畑をするよりもお金が必要になるというマイナスのインセンティブが働いています。
 
 
 
 
これでは、政策的に田圃を畑に変更するよう誘導しているようなものです。
 
 
 
 
市として、見沼の原風景である田園風景について、素晴らしいものであり、残したいというのならば、口だけではなく、今までこの田園風景を守ってきた農家の方達が、畑ではなく田圃を続けることにメリットを感じるような政策を立案する必要があるのではないでしょうか。