70歳現役社会」の実現を目指して、福岡県が設置した「福岡県70歳現役応援センター」に視察に行ってまいりました!

 

 

日本全体で高齢化率が高まるなか、内閣府の意識調査によると、高齢者の約7割が70歳以降まで働くことを希望しているなど、元気で社会参加意欲の高い高齢者が増加傾向にあります。

 

 

そうした社会背景を踏まえて、福岡県では高齢者のための総合的な支援拠点として「70歳現役応援センター」を設置して、就職・NPO活動・起業など、高齢者に多様な選択肢を提供する体制を構築しています。

 

 

特徴的な取り組みとしては、セブンイレブンジャパンとの包括提携協定により、全国ではじめて、高齢者スタッフの導入を推進し、134人の採用を実現しました。

 

 

また専門のコーディネータを配置して、コーディネータが自ら求人を開拓するとともに、企業との信頼関係を構築して、面接にまで同行してサポートできる体制を実現しています。

 

 

実績としても、平成30年には進路決定率が63.1%となり、また定着率も80%を超えるなど素晴らしい結果を出しています。

 

 

一方で、高齢化がより進むにつれて、70歳を超える就職相談が増加傾向にあるそうですが、やはり70歳を超えると、なかなかマッチングが実現しないなどの課題があるそうです。

 

 

しかし、70歳以上といっても個人差が激しいので、まだまだ現役で働けるという方は実際にいらっしゃいますし、そのような方に働いていただけるということは、超高齢化社会を迎える日本において、社会的効率性という観点からも、とても重要な視点であると思います。

 

 

まだ高齢化率が全国的には低いさいたま市ですが、これからは急速に高齢化が進むことが予測されています。

先ほどの課題にどのように対処していくのか

これからも、福岡県70歳現役応援センターの取り組みに注目していきたいと思います。