本日から、視察で青森県は弘前市へとお伺いしております!

 

 

弘前市での視察内容は、弘前大学COI(センターオブイノベーション)による、健康ビックデータを活用して『寿命革命』を実現する健康未来プロジェクトです。

 

 

弘前大学では、14年間の大規模合同健診によって得た、世界的に類をみない2万人に及ぶ健康な人の超多項目ビックデータを集めています。

 

 

そして、それを活用して、多因子的解析を行うことにより、遺伝子や性別だけではなく、社会環境や生活習慣による病気との因果関係を研究しています。

 

 

まさにこの部分が、遺伝子研究などの他の研究と一線を画すポイントです。

 

 

また原因を解明するだけではなく、日本一短命県と言われる青森県の寿命を延ばす試みとして、県と民間と連携して健康に関する研修を受けた企業には、県の入札の際に点数を優遇するなど、健康に対する意識を啓発するインセンティブの創出にもチャレンジしています。

 

 

ヘルスケア産業は、世界的にも成長分野であり、政府としても、今後戦略的に推し進めていく産業としており、AIなどの分野で米中に遅れをとる日本にとっても、大きな期待の持てる産業であり、第二次安倍政権を契機に重点的に研究投資を進めています。

 

 

さいたま市でも、シルバーポイント事業などの健康寿命を延ばす施策は展開していますが、そうした施策で得られたデータはしっかりと分析して、最大の効果を望める施策展開や市内企業とのコラボレーションによるオープンイノベーションに取り組む必要があると思います。

 

 

最後に、本日ご講義いただいた弘前大学の松下公一教授は、とてもプレゼンテーションも上手で、多くの講演会でも引っ張りだこの様子であり、このような機会を作っていただいた弘前市、弘前大学の皆様にはこの場をお借りして感謝申し上げます。