今回、病気をして気がついたことがあった。

実際にバセドウ病は死ぬ病気ではない。

でも、代謝が通常の5倍となると
やはり体の色んなところに不具合が起こる。

その中でももっとも気を付けなければいけないのが心臓。

私が先生に言われたのは
走らない
階段の上り下りもしないほうがいい
お酒禁止
タバコ禁止
とにかく心臓に負荷がかからないようにする

でもそれも薬が効いてきて楽になれば解禁される。

だから治療をしてない人は
多少死ぬ場合がある。

心筋梗塞とか
くも膜下出血とか

そういう心不全的な事態が起きて
死ぬ人がいるらしい

だから薬はバセドウ病の薬と、心臓の薬も飲みなさいと言われた。

何よりも大切なことは
きちんと薬を飲むこと

飲んだり飲まなかったりする人が
特に死ぬらしい

これは先生のクセなのか
死ぬ死ぬ言われたゲッソリ

正直、ここ最近死ぬかもしれない、と思ってた。

バセドウ病になった人、悪化した人はわかると思う。

とても普通の生活なんてできなかった。

だって歩けない。

寝ても疲れなんてとれない。

だからいつもいつも疲れてるし、たまってく。

安静にしても悪化する。

目に見えて、日に日に体力は落ちて、体重もガンガン減って
身体中が震える

だから買い物にも行けない

レジが並べない

並んでると体がどんどん震えてきて、レジにたどりついたときには小銭が出せない。

外食もできない

箸が使えないから
手が震えるから食べ物も落とす

会社のパートさんに
1年前にバセドウ病になった人がいる。

その人でさえ
私がバセドウ病だとは思わなかったらしい

その人はkeiはガンかなにかの重い病気なんだと思ってたと言っていた。

やっぱりどうもバセドウ病には段階がある。

確か元ピンクレディーの増田さんが
更年期だと思って6年ほおっておいたらしい。

私からしたら化け物だ。

あんな状態で6年……

そういえばあの人すごい痩せたもんね。



で、前置きが長くなったけど

私は初めて
本当に
本気で

死ぬかもしれないと思った。

健康診断で何もなかったら
とりあえず検査をしに病院に行く 
と親に話してた。

死ぬかもしれない
と初めて思ったとき

普通にすんなりそれを受け入れることができた。

死にたくないに決まってるんだけど

でも
まぁ、それも仕方ないかぁ……

くらいだった

私はそういう自分にびっくりした。

まだやりたいこともいっぱいあるのに
子供たちもまだ社会に出てないのに
親も生きてるのに……

自分が死ぬってことをすんなり受け入れられた。

そして
エンディングノートを書き始めた

気がついてしまった。

どうやら
やり残したことはないらしい