こんにちは。
啓projectです。
今日は久しぶりに色彩のお話。
検定も近づいてきていますしね!
(試験は6月で申込締切はもうすぐ!)
今回は目に入りやすい色のお話。
まずは「誘目性」の高い色。
誘目性とは、
「注意を向けていない対象の発見のしやすさ」
のことです。
つまり、別に見ようと思ってないけども
つい目がそっちを見てしまうようなそんなかんじです。
ひきつけてしまうかんじですかね?
黒地に対しては、「黄」
白地に対しては、「赤」
ということになっています。
例をあげるとこんなかんじ
つい見てしまうような配色です。
こういうことは特に知らなかったとしても
感覚的にわかってしまうかんじでもありますよねw
危険や禁止などの標識は注意喚起のために
この配色のものが多くあります。
他にも「視認性」というものもあります。
これは、
「注意を向けて探すときの発見のしやすさ」
です。
たとえば、地下鉄の出口どこかなあ。
と探しているときの見つけやすさなどです。
これは「明度差」が重要になってきます。
明度差とは明るさの差のことなので、
白と黒、黄と黒などが大きくなります。
なので、地下鉄などの案内標識は
黄の地に黒で文字が書かれていたりします。
また、「発見されたものの意味の理解のしやすさ」
というものもあります。
これは図に対しては「明視性」
文字に対しては「可読性」
と呼ばれます。
見てすぐ理解できるかということです。
これに重要になってくるのも
「明度差」
です。
明るさに差をつけてあげると
理解しやすくなります。
例をあげるとこんなかんじ
上の方が明度差があります。
文字が「可読性」、図が「明視性」
それぞれ高くなります。
【注意】
青と黄は補色に近い色なので、
彩度が高い色を使う場合は
ハレーションなどが起こりやすく注意が必要!
このようにいろんなところで
ちゃんと意味のある配色がなされています。
ホームページの色彩なども
こういうことを考えて広告がつけてあったり、
読みやすい配色が考えられています。
配色にはいろいろありますが、
「明度差」を考えて配色すると
目につきやすかったり、
理解してもらいやすかったりします。
好きな色だからと言って、
白地にピンクなどを使うと
明度差があまりないため
ちょっとピンぼけしてしまう印象です。
ピンクを使う場合でも少し暗めの色を使うと
見えやすくなります。
このように配色の意味まで考えると
また一段と色が楽しくなりますよ☆
ちなみにこの内容は
色彩検定2級の内容に含まれています。
それでは!
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