「失敗したくない。だからチャレンジしない……」
これこそ、主客転倒ってやつでしょうね。
チャレンジへの誤解の原因に、「目標」の捉え方がある。
目標には二種類ある。与えられる目標と自ら掲げた目標。
もちろん真のチャレンジは後者に関わる。
与えられる目標には失敗がある。なぜなら「やらなければならない」からだ。「あの的に当てなさい」、と命じられて、外れたら失敗になる。かつては切腹になったかもしれない。
でも、チャレンジには失敗はない。なぜなら、「やらなくてもいい」からだ。
やらなくてもいいことを敢えてやる、それを決めたのは、ほかならぬ自分。命じられたものでも、強制されたものでもなく、自分が掲げたもの。
だから、第一歩ですでにチャレンジは成功している。
「この的には当てられる。でも、自分はあの的にも当てられるかもしれない、やってみよう!」
どんどん、的が小さく遠くなっていく。そんな的に命中させる自分。なんか、わくわくするね。的から外れても、そんな結果はチャレンジそのものには意味をなさない。
だから、どんなものでもチャレンジは楽しいのだ。
チャレンジャーって人たちが、総じて「快活」で「元気」なのは、こういうわけなんでしょうね。
チャレンジャーって言われてだれを思い浮かべる?
現実の人物なら…、南方熊楠とか勝海舟。
想像のキャラクターでは…、ルパン三世を僕は想像する。
「やらなくてもいいことをあえてやる」、そんな精神の持ち主、どんな顔をしているだろうか。と考えたら、ルパン三世が浮かんだ。
チャレンジスタート!その先で鍛えられるのが判断力だ。
川を裸足で渡るきみ。だれかが歩いたところを不用心に歩いていたら、滑って転ぶよ。
自分の足の感覚を研ぎ澄ませるんだ。それが判断というもの。
自分の道しかない。だれかが敷いてくれた安定路線?そんなものは問題外でしょうね。
さて、「やらなくてもいいことをあえてやる」には、流儀ってものがある。チャレンジャーそれぞれの流儀だ。
そこで、ルパン一味で「チャレンジの流儀」ってのを考察してみました。
それは次回に。
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