「力を借りる」

 

伊豆から戻ってまいりました。

今回は西伊豆→下田→南伊豆→松崎→西伊豆
と巡っています。

なにはさておき、松崎の帰一寺の田中和尚としっかり談笑させていただきました。田中和尚からは子づくりに力いっぱい励んでいたとき、「励まないで◯◯しようよ」と的確なアドバイスをいただきました。おかげで、みやを授かりました。

 

そして、「日本むかしばなしと禅のおはなし」のお願いもしております。

 

 

西伊豆では、円覚寺の百観音霊場を巡り、五ヶ寺の御朱印をいただいたきました。
平成26年から始めた円覚寺の霊場巡りも、ようやく半分くらいきたようです。

 

最近、お寺や神社で手をあわせるときに誓う言葉が決まってきました。

 

「子どもたちに残す未来を守ります。そのための力を貸してください」


「力」という名詞にふさわしい動詞はなんだろうか……。
30年ほど悩んできましたが、ようやく答えが出たようです。

力を借りる。
神仏と呼称される大きな「なにものか」。これを実感してようやく、「借りる」という言葉が腑に落ちています。
ただ借りているだけ。ぼくの体も、ぼくの力も、すべて借りもの。決してぼくのものにはなっていません。所有なんて概念は、それこそ「泡沫の束縛」といえるでしょう。

 

さて、子どもたちに残す未来は?

梅も桜も、咲いて散る。同じように僕たちも出会いと別れを繰り返す。自然の巡り合わせがありがたい世界です。

こんな世界、守っていきたいですね。